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美味しい日本酒の見つけ方

管理人endoyが日頃実行している、美味しい日本酒の見つけ方のご紹介です.
自分のお気に入りの酒があるならそれを飲めばいいのですが、
それがメニューにない、あるいは入手しにくいものである場合には、
ある程度ハズレがないように絞り込むしかありません. そんな時のご参考に.

>>酒販店での見つけ方 / >>飲食店での見つけ方

★おすすめの酒を知りたい、あるいは通販で入手したい方は酒(日本酒)をご参考に。



酒販店での見つけ方
その1 酒の保管状態を見る
日本酒のショーケース

 日本酒がショーケースに置かれている店で買いましょう。

 全部の酒ではなくても、いわゆる普通酒は室温下で、純米酒や吟醸酒などはショーケースと、区別して置いてるところならOKです。

 日本酒の良いものは、低温で注意深く醸造されており、生鮮食料品と同じような生ものなので、日が当たったり室温に置いておけば当然劣化してしまいます。そういう劣化がしないように配慮している店にしましょう。

 立派な箱に入っていることはほとんど選ぶ際の参考にはなりません。贈答用にするときだけ考えればいいのです。

 店頭ではなくネット通販で入手する際には、量販店ではなく、日本酒や地酒専門の店を選ぶのがいいでしょう。保管状態や配送方法(もちろんクール便)がきちんとしているはずです。

その2 ラベルを見る
日本酒のラベル

 次にさっそく瓶を手にとって、ラベルを見ましょう。
 銘柄も確かに大事ですが、それよりも選ぶ際に大事なのは次の項目です。書き方はいろいろありますが大概裏側に記載されているはず。これらが記載されていないものはあまり期待できません。

 その他、酒に付される言葉には、「生酒(火入れなし)」「ひやおろし」「あらばしり」「無濾過」「生もと」「古酒」など挙げれば沢山あるのですが、これらは、酒蔵がどれだけ酒造りに入れ込んでいるかをアピールしているものでもあり(もちろんそれぞれにプロセス的な意味はあり味は異なりますが)、”付加価値”と割り切ります。ただ、同じ酒で比較するととても面白いとは申し上げておきましょう。
 火入れ(加熱により発酵を止めること)をしていない酒は、フレッシュさに長けますが足がはやいので、なるべくすぐに飲める時に選びます。「にごり酒」は、発酵が止まってないのでさらに足が早く通向けです。

その3 価格を見る

 酒は嗜好品であり適正価格というのは本来ありません。酒質を上げて、さらにプレミアがつけばいくらでも高価格になります。ただ、銘柄だけでふっかけられることも無いではありません。
 ここでは大体の目安を公開。価格は4合瓶でのものとお考え下さい。

 まず除外する価格帯は、1000円未満、あるいは4000円を超えるもの。
 造る手間や低温での保管など、コストを見積もれば、1000円より安くなるのは、よっぽどのサービスでないかぎりありえません。また、4000円を超えるものは数量限定品や低精米歩合(=より米が磨かれている)品や、さもなくば人気銘柄だからというプレミアがついたもの。趣味性が高いので避けたほうが無難。ただし、(美味いと既にわかっている)純米大吟醸なら6000円くらいまでは許容するとします。

 さらに言えば、純米酒と特別純米は1000〜1500円、純米吟醸は1500〜2500円、純米大吟醸あるいは限定酒は2500〜4000円を目安にします。

その4 良い店に通う
いろいろな日本酒

 その3までで酒を選ぶことは出来ると思います。それで十分だとは思いますが、日本酒をずっと楽しみたいのであれば良い酒が揃っている店には通って常連になってみましょう。

 既に触れたように日本酒は生ものなので、例え有名な銘柄であっても「飲み時」というものがあり、それは店主が一番わかっているものです。
 馴染みの商店街の八百屋さんや魚屋さんに旬の食材を教えてもらう、という感じで、その時期でのおすすめの酒を教えてもらうと、さらに酒の世界が広がって行くでしょう。


 以上、酒販店での美味しい日本酒の見つけ方でした。


(ご参考)テレビドラマ化もされたコミック『夏子の酒』.
日本酒の造りの奥深さを知るには絶好と思いますので以下に関連書とDVDをご紹介.
     





飲食店での見つけ方
その1 日本酒メニューの書かれ方を見る
日本酒の悪いメニュー例

 そもそも、日本酒を飲んでもいい店なのかどうかをメニューの書かれ方で確認します。

 ただ単に「日本酒」「冷酒」「燗酒」とか、漠然と「辛口」「上撰」とか、酒の種類がわかりにくく書かれていたり、よくある大メーカーの普通酒しかない店では、日本酒を頼むべきではありません。飲んで不満を感じるくらいなら他の酒を飲んだ方がマシでしょう。

 どこの都道府県の何という銘柄か。「純米」「特別純米」「純米吟醸」「純米大吟醸」などの表示がきちんとされているかどうか。銘柄だけしか書かれていないなら、一番下のグレードと考えるべき。それらを見ることによって、店の日本酒に対する気合の入り方がわかるというものです。日本酒度や酸度まで書いてあれば完璧です。
 さらに、お客さんに見えるように、ちゃんとしたショーケースに日本酒の瓶が何種類も入っていればかなり期待が持てます。

 日本酒を店でとことん味わいたいのがメインであれば、店に行く前に、その店のサイト、あるいは「ぐるなび」や「ホットペッパー」、「食べログ」などで、その店の日本酒メニューを確認しておくのが一番無難です。

その2 純米酒以上の酒を見る
日本酒の良いメニュー例

 余程好きな銘柄でない限りは、本醸造酒以下を除いて純米酒以上から選びます。純米ではない吟醸や大吟醸も考えないことにします。

 要は、米と米麹以外のものは水以外添加されていないものにします。醸造アルコールの添加した酒というものは、どうしても本来の原酒の旨味を損なっているのは否めません。
 どうしても味の奥に醸造アルコールのピリッとした感じが残ってしまいます。それを「辛口でいい」などと言っている半可通の方はさて置き、ここはそういうものの入っていないものから選ぼうではありませんか。

 ここまでで、だいぶ絞られてくると思います。そこで知っている飲んだことのある銘柄であればそれが一番オススメです。
 しかし知らない銘柄ばっかりだったら? もしくはせっかく外で飲むんだから他の銘柄も試してみたいと思ったら? ・・・それを次の項目にします。

その3 知っている酒がないときの対処

 自分の味の好みがわかっていれば、次にようなことを頼りに絞っていきます。

日本酒味マップ

 ここまで考えても、自分の思惑が外れることもあるでしょうが、それも楽しみの1つと割りきりましょう。何人かで行って違う種類を注文して飲み比べてみるのも面白い。

その4 価格を見る

 日本酒ブームに乗ってブランド酒にふっかけてくる店もあるので、あまり酔った勢いでそれに乗せられてしまうのももったいないので価格帯を予め決めておきましょう。

 「酒販店での見つけ方」に書いたように、大体4合瓶で1500〜4000円(1升だと2500〜7000円くらい?)付近を中心としたレベルを狙うとすると、やはり店の儲け等までいろいろ考えてみれば、まず下限は一合あたり600円くらいでしょう。それより安いと、あまり質の良くない純米酒や、秘かに醸造アルコールを添加しているいい加減な酒のことがあるので避けた方がいいです。

 中心は一合あたり800〜900円。上限は一合あたり1200円とします。
 純米大吟醸で限定酒あるいは精米歩合が20%や30%のように低い場合にはこれを超えるものもあると思いますが、それは皆様が納得した上でどうぞ。

 どうしても有名な銘柄は、(酒の良さに関係なく、と敢えて言っておきます)高めの価格の設定になりますが、それが適正かどうかは自分の舌で判断するべきだと思います。そうすれば自分に合う酒の輪郭がよりはっきりしていくでしょう。

その5 注がれ方もリピートの参考に
もっきり

 その4までで酒を選ぶことは出来ると思います。さらにリピートしてみたいという店になるかどうかのご参考に。

 冷やの場合、徳利あるいはカラフェに入れて持ってくる場合もありますが、大抵は升にグラスを入れたもの(もっきり【盛っ切り】といいます)に目の前で酒瓶から注いでくれるはず。その時に栓をポン!と抜く音にワクワクします。グラスから酒をあふれさせるのは当然として、升の中にどれだけ入れてくれるか、でその店の気合がわかります。升の中まで表面張力ギリギリに入れてくれたら言うことなしです。

 また、運が良ければまっさらの瓶を開栓して注いでくれることもあり、その時にはその酒本来の香りや味を楽しめる至福の時となります。


 以上、飲食店での美味しい日本酒の見つけ方でした。


(ご参考)日本酒は基本的なうんちくを知ると更に楽しいものです.おすすめの本をいくつか.
     




☆上記以外の本ページはリンクフリーです。酒と山頭火を心行くまで味わいましょう。