日時:97年6月1日(日) コース:位ヶ原〜乗鞍剣ヶ峰〜位ヶ原 メンバー:単独 6月 1日(日) 快晴 8:25 三本滝 ここからバスで位ヶ原に向かう。バスは2台用意されていたが、それ 程人は多くなく1台で足りたようだ。 その割合としては、山スキー(アルペン)50%、ボーダー20%、 テレマーク10%、一般登山客10%くらいか。私はテレマークで行 くつもりだったが、寝不足がたたり、身軽なショートスキーにテレマ ークブーツという組み合わせにした。 9:00 位ヶ原山荘 思った通り、昨年に比べると雪は少ないようだが、位ヶ原山荘までは 滑って降りてこられそうだ。また、雲一つ無い快晴の天気で風も無く、 Tシャツ1枚で登り始める。おかげで腕は真っ黒に日焼けしてしまった。 ここは何回か通ったルートなのでペース配分も容易で、最初の急登を ゆっくり登る。初めて来たときはこの急登が永遠と続くのかと思いう んざりしたが、最初だけで、あとは緩い登りで肩ノ小屋口に着く。 10:10 肩ノ小屋口 道路は除雪されており、夏場は賑やう所である。 この上の大雪渓で、スノーボードのレースが行われるらしく、ポール が張ってあり、ボーダーが沢山、なんとマイクロバスが数台ある。 特別許可車だろう。 肩ノ小屋方面の斜面は、このレース会場となって占領されており、剣 ヶ峰山頂に向かって直登する。途中大きなクレパスがあり、その位置 を確認しながら登る。昨年、クレパスにボーダーが落ちて、5時間が かりで救助したという話を後で聞いた。7m程の深さがあり、落ちた 人は身動きがとれなかったそうです。 途中、肩ノ小屋からの夏道を登ってくる人も多くいた。きっと畳平か ら登ってきたのであろう。昨年はこの夏道は雪の下であったが、今年 は一部見えている。 上部に行くに従い斜度が急になり、なんとか稜線に出る。 この先、剣ヶ峰山頂はすぐである。山頂直下の岩場は、最近降ったと 思われる雪が残っており、滑りやすい状態であった。 11:40 剣ヶ峰 山頂からは、南に御岳山、北に穂高、槍が展望でき、穂高の残雪は昨 年同様に感じられた。 ここで昼食。ほとんど風がなくTシャツで過ごせる程であり、まるで 夏山状態。(6月だから夏ですね) 栓抜きを忘れたグループにアーミーナイフを貸してあげたらビールを ご馳走になった。 ここからは、スキーで下山。あっという間に肩ノ小屋口である。 道路を渡る時だけスキーをはずし、後は位ヶ原山荘まで滑り降りる事 ができた。 13:00 位ヶ原山荘 帰りのバスの時間まで1時間以上もある。顔見知りの山荘のおやじさ んと世間話をしながらビールを飲むといつのまにか寝てしまった。 帰りの中央高速も大渋滞で、山にいる時間よりも車を運転している時間の方が多か った。 今年は雪が少ないとの事ですが、あと1、2週間は位ヶ原山荘までのスキーが可能 だと思います。