1997年6月 乗鞍岳




 位ヶ原山荘付近
 (左が96年、右が97年ともに6月初旬)(JPEG 47KB)




 大雪渓にて(JPEG 34KB)




 乗鞍岳山頂からのパノラマ(JPEG 54KB)




 位ヶ原にて(JPEG 17KB)


 日時:97年6月1日(日)

 コース:位ヶ原〜乗鞍剣ヶ峰〜位ヶ原
     

 メンバー:単独


 6月 1日(日) 快晴 

  8:25 三本滝
       ここからバスで位ヶ原に向かう。バスは2台用意されていたが、それ
       程人は多くなく1台で足りたようだ。
       その割合としては、山スキー(アルペン)50%、ボーダー20%、
       テレマーク10%、一般登山客10%くらいか。私はテレマークで行
       くつもりだったが、寝不足がたたり、身軽なショートスキーにテレマ
       ークブーツという組み合わせにした。

  9:00 位ヶ原山荘
       思った通り、昨年に比べると雪は少ないようだが、位ヶ原山荘までは
       滑って降りてこられそうだ。また、雲一つ無い快晴の天気で風も無く、
       Tシャツ1枚で登り始める。おかげで腕は真っ黒に日焼けしてしまった。
       ここは何回か通ったルートなのでペース配分も容易で、最初の急登を
       ゆっくり登る。初めて来たときはこの急登が永遠と続くのかと思いう
       んざりしたが、最初だけで、あとは緩い登りで肩ノ小屋口に着く。

 10:10 肩ノ小屋口
       道路は除雪されており、夏場は賑やう所である。
       この上の大雪渓で、スノーボードのレースが行われるらしく、ポール
       が張ってあり、ボーダーが沢山、なんとマイクロバスが数台ある。
       特別許可車だろう。
       肩ノ小屋方面の斜面は、このレース会場となって占領されており、剣
       ヶ峰山頂に向かって直登する。途中大きなクレパスがあり、その位置
       を確認しながら登る。昨年、クレパスにボーダーが落ちて、5時間が
       かりで救助したという話を後で聞いた。7m程の深さがあり、落ちた
       人は身動きがとれなかったそうです。
       途中、肩ノ小屋からの夏道を登ってくる人も多くいた。きっと畳平か
       ら登ってきたのであろう。昨年はこの夏道は雪の下であったが、今年
       は一部見えている。
       上部に行くに従い斜度が急になり、なんとか稜線に出る。
       この先、剣ヶ峰山頂はすぐである。山頂直下の岩場は、最近降ったと
       思われる雪が残っており、滑りやすい状態であった。

 11:40 剣ヶ峰
       山頂からは、南に御岳山、北に穂高、槍が展望でき、穂高の残雪は昨
       年同様に感じられた。
       ここで昼食。ほとんど風がなくTシャツで過ごせる程であり、まるで
       夏山状態。(6月だから夏ですね)
       栓抜きを忘れたグループにアーミーナイフを貸してあげたらビールを
       ご馳走になった。
       ここからは、スキーで下山。あっという間に肩ノ小屋口である。
       道路を渡る時だけスキーをはずし、後は位ヶ原山荘まで滑り降りる事
       ができた。

 13:00 位ヶ原山荘
       帰りのバスの時間まで1時間以上もある。顔見知りの山荘のおやじさ
       んと世間話をしながらビールを飲むといつのまにか寝てしまった。

 帰りの中央高速も大渋滞で、山にいる時間よりも車を運転している時間の方が多か
 った。
 今年は雪が少ないとの事ですが、あと1、2週間は位ヶ原山荘までのスキーが可能
 だと思います。



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