五辻付近1(JPEG 30KB) おとぎり平から茶臼山(JPEG 27KB)
五辻付近2(JPEG 24KB) 雨池にて(JPEG 24KB)
おとぎり平1(JPEG 35KB) 雨池峠にて(JPEG 41KB)
日時:98年1月25日(日) コース:坪庭〜五辻〜大石峠〜麦草峠〜雨池〜雨池峠〜坪庭
メンバー:5人 1月25日(日) 快晴 毎年恒例の北八ヶ岳ツアーの季節となり、今年も行ってきました。 毎年行っているのだけど、なぜか雨池に行っていないということで、 今年は坪庭から麦草、雨池を経由し坪庭に戻る周回コースを取った。 7:00 起床 蓼科別荘地内の「Petit Hotel カナール TEL 0266-67-2258」に前泊。 ここは、私の所属するテレマークスキークラブ「スノーマン」のメン バーが経営している宿で、特に夜のBARは都会の雰囲気を感じられ、な かなか心地よいところである。 7:00に起き、外気温を見てみると、氷点下17℃。ここが標高 1400m弱、今回のコースが標高2000mを超えるということか ら単純計算しても氷点下20℃は下回っているだろう。 9:30 ピラタスロープウエイ山頂駅(坪庭) 予想通り氷点下20℃、快晴、無風、最高のツアーコンディション である。前日に降った雪がトレースを消し、我々が一番乗り。 このコースは十分すぎるほどの整備が整い、赤旗がルートを案内し、 悪天候でない限り、ルートを外れる事はほとんど無いと思われる。 ここから縞枯山荘方面に分かれ、南方面にルートを取る。ほとんど 夏道沿いで積雪は1m位。森の中に入る手前が絶好のパノラマで、南 アルプス、中央アルプス、北アルプスが展望できる。 この先、下り気味でやや狭いコースとなり、スピードコントロール をしながら滑ると五辻の原っぱに出る。トレースが全く無く気分の良 い雪原である。 ここまで来ると、氷点下20℃の世界も忘れ、日差しの手助けもあ り、若干汗ばむほどである。ここで氷点下15℃まで上がっている。 10:15 五辻 今回のコースは3つの大雪原を楽しめる。その1つ目がこの五辻で ある。 この先、あづま屋の休憩小屋?を通り、出会いの辻まで下りとなる。 スキーに慣れていない初心者でも、ここまで来ればひと安心。 出会いの辻の分岐を左に取り、大石峠方向に向かう。ここから軽い 登りとなり、カットソールの板で十分であろう。しばらくすると、2 つ目の大雪原であるおとぎり平に出る。ここは左側に茶臼山を望み、 トレースの無い雪原を皆が好きなように荒らしている。 ここは風の通り道で、いつも寒い思いをしていたのだが、今回は、 風も無く、のんびりしたムードで、かつ写真を撮りながらの行動で、 意外と時間もかかってしまった。 大石峠まで登ると、あとわずかな下りで麦草峠に出る。この麦草峠 手前の茶水の池に降りるところが一部急になっているので注意が必要。 11:30 麦草ヒュッテ ヒュッテの島立さんにお茶をご馳走になり、雑談をしているともう お昼の時間となる。島立さんとは、昨年の大渚山ツアー以来である。 茶水の池に戻り、昼食の準備にとりかかりる。今回は「お汁粉」。 お餅を煮て柔らかくし、それを熱くしたゆであづきの中に入れて食 べるといった簡単なものであったが意外といけるのである。 これにビール、カップラーメン、パンなどで腹ごしらえし、次の目 的地、雨池に向かう。 相変わらず、絵の具で塗った様な青空の中でのツアーで幸せ気分一 杯である。 ここから茶水の池を斜めに横切り、大石川林道に向かう。深い静か な樹林帯でトレースと赤旗と頼りに進む。ガイドブックでは下りのコ ースとなっているが、軽い登り、下りを繰り返し、大石川林道手前が やや下りとなり、スピードコントロールが必要である。 林道に出たらコースを左に取り、しばらく林道を登ると、雨池入り 口となり、右に真っ直ぐ行くと雨池が見える。ここが3つ目の大雪原。 時間も午後となり、人影も無く、トレースも数本、至って静かである。 14:00 雨池 雨池から見える縞枯山方面にルートを取り、やや急な樹林帯を登れ ば林道に出る。ここから雨池峠入り口までは林道歩きとなる。 雨池峠入り口から林道を分かれつぼ足となり、板を担ぎ登山道を雨 池峠まで登る。2〜30分位の登りで雨池峠となり、ここで再び板を はいて縞枯山荘を通り、さらに15分ほどでスタート地点の坪庭となる。 15:30 坪庭 ロープウエイ山頂駅で小休止し、余ったビールなどを飲みながら、 当日のツアーの感想などで会話がはずむ。なんといっても天気が最高 だったが一番。ここから4kmのダウンヒル、皆それぞれのテレマー クターンで滑り降り、山麓駅でツアー完了。 このコースは北八ヶ岳一般コースであり、全体的に平坦なコースでクロカン的な要素 が高い。 スキー滑降技術よりも歩行技術のほうが重視され、静かな森の中のスノーハイキング にスキーを駆使できる絶好のコースだと思います。
Update: 98.3.22