プレイ開始後の審判の動き
☆基本動作
Rは、QBの動きを中心に見る。QBランであれば、QBを追う。
QBからのパスであれば、パスを投げ終わるまでQB、およびその周辺を見る。
L、LJはスクリメージ付近の反則に注意すると共に、基本的にはボールの動きに沿って
サイドライン方向(つまりゴールラインに向かって)に移動する。
ボールに近い方のLまたはLJはタッチを見、反対側のLまたはLJはボールの
前進位置を見る。
B(、S)は、守備のセイフティと同様にオフェンス側選手が抜けてくるのに備える。
またロングパスであれば、落下地点のそばに寄る。
ランナーの近くにいる審判はタッチを中心に見る。
次に近い審判は、最も近くの審判とは違う方向からランナーを見るようにする。
その他の審判は、ランナーの周辺、あるいは離れた場所の反則に注意すると共に
最初にランナーを追っていた審判が振り切られた場合には、それをフォローできるように動く。
また、できるだけランナーを2方向以上から見るよう連係したコースを取って追う。
☆QB等のランプレイの場合
Rはランナーについて走り、タッチを見る。
このとき、L側に走るのであれば、Lの反対側から追う。
L(プレイサイドの審判)は、タッチを見つつ、ランナーのまわりの反則に注意すると共に
ランナーを追う。(決してランナーの先を走らないこと)
LJ(プレイとは反対サイドの審判)は、ランナー/ボールと平行に移動し、ボールの前進位置に
気を配る。
B(、S)は、ランナーの周りの反則に注意するとともに、自分の側からのタッチがあればこれを見る。
またサイドライン際のプレイの場合、ランナーがサイドラインを踏んでいないか、超えていないか
に気を配る。
Sがいる場合、BまたはSのプレイサイドの審判がタッチを追い、反対サイドの審判は
ランナー/ボールと平行に移動し、ボールの前進位置に気を配る。
☆パスプレイの場合
RはQBを、投げ終わるまで見る。
L、LJは、パスが投げられるまではスクリメージライン付近を注意するとともに、
パスが投げられるまではスクリメージライン上(つまり最初の位置)を動かずに、
スクリメージラインを超えてからパスが投げられていないか確認する。
L、LJは、パスが投げられたらパスの落下地点へサイドライン上を移動し、キャッチ、タッチを
見れる位置、およびボールの前進地点を確認できる位置へ進む。
パスがキャッチされた後の動きは、ランの場合と同じである。
つまり近い方の審判がタッチを、遠い方の審判がボールの前進位置を確認する。
BとSは、LやLJが素早く移動できる距離のパスであれば、キャッチ、タッチの判定はLやLJに
任せ、自身は、キャッチやタッチの周辺の反則、およびサイドラインに気を配る。
なお、場合によってはLやLJの側から確認できないタッチがあるので、自身の側からタッチが
ある場合にはこれを判定する。
長い距離のパスであれば、BとSが落下地点付近へのサイドラインへ移動し、キャッチ、タッチの
判定を行う。このとき、遠い側のBまたはSはボールの前進地点を確認する。
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