AS1(183型) 電装系改修
JOGレギュレータ流用(故障しました)
47Xレギュレータ流用(これも壊れました) REV2.1 2007/ 5/07
AS1(183型)の電装は当時としては標準的な物ででしたが
今となっては遺物です。
現状
発電機 単相ACジェネレータ。 (さすがにDCでは有りません)
整流器 シリコンダイオード ブリッジダイオード化されている
電圧安定器 なし 開放型バッテリーを繋いでレギュレータ化している
ACジェネレータの単相AC出力をブリッジダイオードで全波整流し
バッテリーで電圧の安定化を行っています。
さらに、 昼間用と、夜間用の発電コイルを持ち。夜間時の発電量の
増量を行っています。 回路的には夜間時は夜間発電コイルの
出力を昼間の回路に繋ぐだけ。
+12V
SW
昼間コイル 夜間コイル ブリッジダイオード バッテリー
問題はレギュレータが無いので、電圧はかなり高めです。 SMでは16Vの
記述があります。
今流に改修したいと思います。
一番簡単なのは、250以上で使われているレギュレータを流用するのが
簡単。 でも高い。(何も考えず、ブリッジダイオードのところにいれるだけ)
JOGレギュレータ流用は失敗しました。
原因は不明ですが、JOGのレギュレータが故障してしまいました。
中古のレギュレータなので単に寿命だったのかも知れませんが。
JOG流用で心配なのは
1 ACを入力するのを、DC(全波整流の)入力したので
サイリスタが故障した????
2 ヘッドライトも繋ぐので負荷がオーバした。
この2点が心配なのでJOGレギュレータ流用は中止しました。
次は250用のレギュレータを使います。(例の47Xの物です)
これも壊れました。どうしてかな??
AS1のサービスマニュアルから見ると、無負荷時の電圧は最高190Vなんて
書いてあります。負荷が掛かると16V前後になるみたいです。
全開時の電圧が高すぎたのかも? もう一つの要因はIGコイルからの
高電圧のノイズが掛かったのかも。
2007/05月現在、電装系はブリッジダイオードを電力用の400V15A規格の
物に変えて、ダミー負荷を追加して、電圧制御(??)しています。
レギュレータは自作を検討中です。(耐圧を高くしないと)
ダミー負荷は10W47Ωのセメント抵抗を3並列(30W12Ω程度ね)で、1A強の
負荷電流を追加して電圧を落とそうとしています。
アイドル時14V、軽くふかせて16V程度になっています。 多分全開だと18V程度
になりそうです。
レギュレータの自作は、単なるシリーズレギュレータを予定しています。
耐圧は60Vを目標としています。 (パワーFETとOPアンプで作る予定)
失敗かも?
今回は手元のJOG用レギュレータを使いたいと思います。
問題点です。
1 JOGのACジェネレータは片側アースの発電。(レギュレータのAC入力端子も1つ)
ACアースはDCのGNDと共通。 半波整流みたいな波形がレギュレータに入力されている??
AS1は全波整流。
2 JOGのヘッドライト用にレギュレータ端子を持つ。
どう考えても、ヘッドライト関連はAC(?) 昔の6V車のレギュレータみたいな
感じかな?(AC電圧をレギュレートし、その後整流している)
3 レギュレータの定格は??
安定化した部分の最大電流は。
以下は、故障した回路です。 参考にする方は失敗例とし
参考にしてください。
ひとまず、JOGのレギュレート端子だけ繋いで試行しました
ブリッジダイオードの出力を、JOGのAC入力に繋げます。
なぜ? だってJOGのAC入力は1本だけ。 整流した波形をレギュレート
してもらいます。
こんな感じに改造しました。
上が標準です。
下が改造後です。
( 追記 JOGレギュレータが故障しました、ブリッジダイオードは
正常に動作しています)
ブリッジダイオードは標準品が余りにも古めかしいので電力整流
用のブリッジダイオードに替えました。 400V耐圧、15Aの物です。
JOGレギュレータの電線色はJOGの配線の色です。
ヘッドライト改造用の信号は、配線だけ行っていますが、その先は
未配線です。
一応試験しました。
ピークで16Vまで上がりました。 14V程度を期待していたのですが
JOGのレギュレータが動かないのかと思ってレギュレータの入力(白)
を測ると+2V程度出ています。少しは安定化させているようです。
ヘッドランプを付けても問題ありませんでした。
左側の黒の四角がブリッジダイオード。その隣の錆びたアルミがJOG用
レギュレータです。
ここから先はまだ試していません。
ヘッドランプ点灯時問題が発生したら、ヘッドライト端子を使えるよう
に追加改造します。
夜間コイル出力をブリッジダイオード(追加)で整流し、それを夜間系
電装に繋げる。 この時夜間電装配線をJOGのヘッドライト端子に繋げる。
夜間電装用の配線を組みなおす必要があります。
こんな感じに組みなおします。
エンジンからの黄色は夜間用のコイルです。 一旦ダイオードで
整流します。
メインキー周りが改造が必要です。キーを夜間にした時、上図の
様になるように配線を組みなおす必要があります。
メインキーのG極(緑)を外して、L極(水色)を繋げばいいはずです。
この配線はまだ実施していません。