RZ250R(3HM)再生記録
長いです。 複数ページにするのが面倒なので。
2005年1月末頃
何気なくバイク屋回りをしていたら倉庫の隅っこにありました
埃をかぶって当然不動。売れなくて長期在庫で不動だそうです。
結構錆があります。一部見かけだけの塗装した後あり。
不動車にしては高いけどど欠品なし。 購入しました。2月中頃
軽トラ借りて引き上げてきました。2月17ですね。
早速チェックです
1 フロントフォーク インナーチューブ錆錆です。
FZRの時は新品手配したけど、今回は太くしようかな。
2 タンクに凹みあり。白の塗装も変。
凹みはパテ埋め、白は怪しい。。。。。。(後で判明)
3 燃料パイプタンクから外してある。(キャブGoodか)
ひとまずキャブを見てみましょう。 内部は汚れはあるものの結構きれいです。
後でOHです。(部品手配の準備)
4 フレーム錆の上から塗装してある。
やはり全塗装決定。
5 チェーンはOリング切れ続出。
痛い。お値段結構するんだよね。
6 お約束のブレーキ固着
早速ばらします。ピストン固着、エアーでは出ません。油圧でにぎにぎして
外します。リアはOH、フロントは。。。。面倒4POTに変えましょう。
キャリパーは面倒なので2つに割りました。ガスケット類は無くさないよう
に注意しましょう。
他にもありそう
この際 フロント周りは他車から流用で某オークションから入手します
リア周りは手元にある3LN(FZR250R)を移植することに。
キャブのワイヤーケーブルがNGでした。手配です
エアークリーナはぼろぼろ。手配です。
ひとまず、SMとPLを入手し細かな点検と部品の検討です。
2005年3月
ばらしながら各部の点検修理開始です。
電気系
電気系はバッテリーなしの為。スクーター用の一番安いのを
(TZRも同じタイプ)購入しチェックしました。
YPVS動作OK、右プラグ火花時々しか飛ばない。
左は飛ぶので、電気配線図から、プラグコードと、キャップの疑い大。
コードを変えました。 CDIは動いているみたい。(火花とYPVS動作から)
一応大丈夫かな? ワイヤーの断線、被覆剥けなし。コネクターも一応大丈夫
ヒューズBOXは。。。。。錆が、まあいいか。(後で問題発生)
マフラー
錆が出ていたので塗装ついでに焼きましょう。 がびーん。
マフラーを車体から外したら中から水(????)が。エンジンも????
気を取り直して焼きます。 焼くと中から画像のように黒いタール状の物が。。
結局2時間ほどバーナで焼いて、最後に薪で焼きました。
2005年3月ー4月
タンク
画像のように右側上部に凹みと錆があります。内部は少し錆が見えますが
きれいです。
白の部分が?なので剥離すると案の定 錆です。(画像の黒く汚れた所です)
で結局全剥離と、再塗装です。
剥離後錆とり剤をティッシュにつけて湿布状態で錆取りします。(RS-1000使用)
塗装は錆止め兼サフェサー塗装後前面白塗装後赤塗装です塗料はソフト99です
最後に2液性ウレタンクリアです。 全部缶スプレーです。
ゴミが付いてちょっと失敗気味ですが離れると判らないのでOKとします。
2005年4月
フレーム
結構錆が出ています。(画像は逆さにしています)
クラインダにカップブラシで出来るだけ塗装と錆を落とします。
細かなところはドリルにワイヤーブラシをつけてさらに落とします。
最後は手作業でワイヤーブラシを使い落とします。
ここまで事前作業を行った後は、サンドブラスターで一気に仕上げます。
私はサンブラを準備していますが、コンプレッサは小さいので、出来るだけ
大きな錆や塗装をカップブラシで落としサンブラで残りを落とすようにしています。
ブラストBOXは無しです。農業用ビニールで囲って行います。
その後錆止め塗装を行います。 この作業を1日で終わらせます。ハードです。
塗装しています。ソフト99です。
(ちょっと色が気に入らないので最後はもっと暗い感じです)
最後は2液ウレタンクリアで仕上げます
塗装は必ず下地、色地、クリア、すべて2−3日空けて実施します。
ウレタンクリアは4日空けています。
2005年5月
エンジン腰上OH
いい写真がないので。(部品レベルの写真だけです)
まふらーから水が出たので心配で排気口から覗いた範囲では錆は見えません
でした。
しかし1万6000走行したエンジンなので腰上だけ分解します。
ピストン、シリンダーにちょっとした縦傷がありますがこれはいいほうかな?
過去4台2ST開けたけどそれと同じくらい。問題なしとした。
YPVS周りはカーボンが結構ありました。クリーニングとOリンク、ガスケット交換
しました。 シリンダーヘッドとピストンのカーボンは少ない感じです。
ピストンはピストンリング溝にちょっと問題あり(ちょっと段付あり)ですがこのまま
使います。リングとスモールエンドベアリング、ピストンロッドは交換しました。
シリンダ内部はペーパでハッチングをつけました。
組み立てはトルクレンチを使って慎重に。位置取りのためキックを動かしたり
色々しています。
写真はトルクレンチ(笑い)です。何箇所か普通のトルクレンチでは締められません
でした。そこでトルクの原理どおり、力点距離と力を測定し締めます。
長さ20cmのめがねレンチとばね秤です。 秤の値の1/5がトルクです。
ちなみにシリンダー、シリンダヘッドは再塗装を行っています。
(サンブラで錆とり後耐熱塗料、ペンキ(笑い)です)
車体の組み立てです
フロント周りです。
R1-Z流用です。某オークションで入手したフロントフォークも錆ありでしたが錆の
段取りと磨きでそのまま使用です。 ステムベアリングはR1-Z用(RZRも同じ)で
交換しています。 ヘッドランプステーもR1-Z用です。メータはエーモンステーを
まげて使っています。
フロントフェンダーはSRX用(R1-Zも同じ)を塗装しています。
前輪は3LN用です(R1-Zとはタイヤサイズが違うだけ)
画像には無いですがブレーキは3LN(R1-Zも同じ)用4POTです。
某オークションで入手しました。マスターも一緒に購入です。当然キャリパー、
マスターは分解掃除です。ゴムシール類は再利用しました。このキャリパー
結構状態が良く、中古品のお約束の内部の錆ゴミ(灰色のかす)もありません
でした。
ちなみに画像のタンクはおまけで入手した穴あきタンクです。黒銀が好きなので
おまけで入手しました。(当然穴あきなので使えません)
キャブレター
2月に一応掃除はしていたので、細かなジェット類、穴開きの確認がメインです。
バルブ、ガスケットは交換しています。油面は簡易と実測で確認。
一応予備キャブ(1XG用)を入手しています。
作業風景です、車体下に木製台。フロントステムは上から布ロープで吊っています。
エンジン上部の青線はアース強化のハーネスです。
リア周りは3LN流用の組み立てを見てください。
ちょっと問題ありでマフラーを少しへこましました。
電気系に問題発生しました。 メインキーをONにしても電気が来ません。
テスター片手に調査します。 ヒューズBOXです。錆のため接触不良でした。
磨いておわりですね。
だいたい完成に近づきます。
試運転中です。ガソリンタンクはペットボトルです。スモークは写っていませんね。
試運転中は混合です。今回は試運転中にオイルの潤滑が確認できました。
急に白煙状態になりました。
その他色々
オイルタンクはゴムワッシャーで少し外側に出しています。
リアショック取りつけプレートのネジが当たる為。
レギュレータは、ヒートシンクを付けています。
PC用FAN(止まっても良いように抵抗保護)
後部反射鏡は自転車用を貼り付けています。
燃料系にはフィルターをかましています。
タンクは内部も錆とりしました。(塗装関係で結構塗料が内部に入ったので
タンク掃除のついでに錆取りも実施)。
細かな部品も再塗装しています。
メータステー、ステム、フロントアッパー、サイドカバー他色々。
今後は?????
ホイルはタイヤ交換と一緒に再塗装(白)。
チェーンのジョイントが。。。。。。。。