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長忠の保険代理店経営診断



 
  【保険業界を斬る】
<岐路に立つ家業代理店(2)> 家業の生き残り策は?
前回、代理店が家業から企業へ脱皮する基本的課題について述べました。
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010322/sld004.htm
今回はこれを受けて具体的にどのような対応をすべきか、最近の経営手法であるバランススコアカード(BSC)を使い考えてみます。この手法は、自社の戦略やビジョンを、財務・顧客・社内プロセス・人材という4つの視点から具体的数値目標にブレークダウンして、それを管理して経営の舵取りを行うものです。
http://www.nepr.co.jp/six/balance/index.html

家業代理店のBSCを作りましたのでご覧下さい。16の指標で構成しています。
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010322/sld005.htm
私のモットーは定量的で客観的な経営診断で、事務所の名前も経営数理研究所≪経営を数字で理解する≫としました。BSCはその点でピッタリの手法ですので、現在、コンサルティングの現場で活用しています。

4つの視点についてポイントとなる点をグラフで示しました。私が経営診断をやらせていただいた代理店の実際の数字に基づいています。次回以降、必要に応じて具体的に説明しますので、ざーっと見て概念を理解して下さい。

■ 財務の視点
優秀な人材を調達、売上増と生産性向上を両立させ、最低限、売上1億円、スタッフ10人を目指す
指標;収入保険料、手数料率、生産性、収益率
生産性と規模の関係(生産性は規模と比例、情報化はこれを加速する)
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010322/sld006.htm
■ 顧客の視点
優良顧客深堀(シェアアップ)と新規顧客開拓の両面作戦で
指標:顧客シェア、新規顧客獲得数、更改率、損害率
顧客シェアと顧客ポテンシャルの関係(ポジションに応じて、メリハリを利かして営業)
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010322/sld007.htm
■ 社内プロセスの視点
情報ネットワーク化で効果的顧客対応と効率的事務処理を
指標:面談率、時間配分マッチング度、事務原単位、情報装備率
面談率と面談時間の関係(情報化で面談率UP、全ての時間をお客様のために)
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010322/sld008.htm
■ 人材の視点
少数精鋭のチーム営業で、高賃金・高収益(win win)達成を
指標:面談生産性、チーム営業マッチング度、Win Win度、人材装備率
一人当り賃金と収益の関係(少数精鋭→生産性UP→Win Win:賢人会)
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010322/sld009.htm


経営数理研究所代表 inswatch発行人 長
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/
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