_		長忠の保険代理店経営診断
		【保険業界を斬る】 ＜岐路に立つ家業代理店（３）＞ 御社の実力は？ 今回は、御社の実力を、現在の経営力と将来の展開力を組合せて考えて見ます。 http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010502/sld010.htm ここにあるように、展開力は高いものの経営力が低い（さなぎ）、展開力も経営力も高い（脱皮中）、経営力はあるものの展開力が低い（成虫）、経営力も展開力も低い（かげろう）の４つの代理店タイプに分類しています。 先ず、現在の経営力と将来の展開力を、どのように測定するかをご説明します。 現在の経営力については、財務分析の定石に従い、規模、成長性、生産性、収益性、安定性の５つの側面から総合評価を行います。 http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010502/sld011.htm ここに、指標の説明がしてありますので、決算書を横に置いて点数（スコア）をはじいて下さい。おおむね１０点は取って頂きたいと考えます。 次に、将来の展開力（可能性）を考えます。今後の代理店経営に関して、何で将来の展開力を測るかについては、議論が分かれるところだと思いますが、私は情報システムへの対応力だと考えています。 対応力を判断する指標については、以下の１０項目を考えております。 http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010502/sld012.htm 様々な機会に代理店の皆様にこのアンケートをお願いしておりますが、最近では、この１０項目を全てクリアする代理店も続出しております。それから判断して、７点以上は取って頂かないと、ちょっと問題だと思います。 さて、皆さんはどのタイプになりましたか？再度ご確認ください。 http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/edoc010502/sld010.htm かげろうタイプの代理店が一般には多数派（代理店全体の７０〜８０％）ですが、インスウオッチの読者には見当たらないタイプでしょう。殆どが、さなぎタイプか脱皮中の代理店の皆さんと考えられます。 インスウオッチは、≪家業から企業へ脱皮を図る代理店に、経営の座標軸を提供する≫というコンセプトで、経営力も展開力もあるここでいう脱皮中の代理店の皆様を対象に考えておりました。 しかし、実際は経営力に不安があるものの展開力の高い、ここでいうさなぎタイプの代理店の皆様にも、ご講読を頂いていることが、先ほどお願いしたアンケートにも現れております。 多くは、経営基盤の弱い若い代理店経営者ですが、さなぎが大化けする可能性もありそうです。特に、情報ネットワークを活用した仕組み作りをベースに、仲間との連携を図るという方法が有効でしょう。期待したいと思います。 経営数理研究所代表 inswatch発行人 長 忠 http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/
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