冬の若葉【by 謎さん】
『冬の若葉』
その日広人は珍しく小山田の家に呼ばれていた。
「悪ぃーな、宿題見させてもらってさ。」
「なあに、友達じゃないか。それに広人には色々と世話になってるじゃないか。」
「そ、そうか。」
人の良い小山田の返事に少し照れくさそうにうなずいた。
「あーあ、それにしても冬休みにドリルなんて普通だすかってんだよなあ。」
「いやあ美星先生には美星先生なりの考えがあるんじゃないかなあ?」
「・・・そうか?」
しばらくすると勉強は飽きたようなそぶりで広人が呟いた。
「んと・・・河合たちも呼べばよかったな。どうせあいつやってないだろうし。」
「それに天野さんかい?」
「な、なっ!」
図星をつれてこれ以上ないというほど真っ赤になる広人。
言い返したいが動揺してしまいとてもそれどころではないようだ。
「でも天野さんは今日は家族で旅行に行っているらしいよ。」
「あ、そうなんだ。・・・良かったな、あいついつも一人だから・・・」
「ムリしなくていいよ。」
「なんだよーいーじゃないか!」
「ふふ。でも天野さんがいない代わりにボクのコレクションを見せてあげるね。」
そいうと、引き出しの中からいつも手にしているカメラで撮った写真を出してきた。
「すごいなあ、こんなにあるのか。現像代もバカにならないんじゃないか?」
「うちの父さんも趣味で現像室があるんだ。だから・・・」
そいうと今度は別の鍵が掛かっている引き出しから箱を取り出した。
「ほら、こんなのもらるんだよ。」
「ぶっ!」
広人は思わず鼻血が出るのではないかと思うほどの衝撃を受けた。
そこには肌も露わな美星先生や清音先生が写っているではないか。
「な、な。こ、こ!」
声にならない声を上げて広人は写真に見入っている。
「いやあ、気に入ってもらえたかい?」
「これなんかすごいよ。先生用のトイレで撮ったんだ。」
「それにこれは先生のアパートで・・・」
「おま、おま、おまえ。こ、こ、これって」
「こんなにしといて、それはないなあ。」
そういうと小山田は冬だというのに半ズボン姿の広人の股間にそっと手を添えた。
「やっ!」
「いいから、ボクがとってもいいことを教えてあげる。」
「いいこと?」
小山田は広人の大きくなったモノのを半ズボンの上からなぞった。
「広人すっごく硬くなってるよ。」
「う、うん。たまになるんだ。」
「それで。」
「え?それで気が付くと元に戻ってるけど・・・?」
「そう、じゃあしたことないんだ?」
「なにを」
「おなにー。」
「?」
小山田は広人の答えに更に嬉しそうに、硬くなったそれに沿うように指を動かした。
そしてついにチャックに手をかけゆっくりと下ろし始めた。
「ちょちょっと、何するんだよ?」
「いいから、信用して。」
そういって完全に解放した半ズボンの隙間から覗かせるブリーフの隆起に顔を近づけた。
そして、すこし黄色い染みのあるブリーフにまず鼻を当て、布一枚ごしの感覚をいとおしむように顔全体でころがすように愛撫した。
「おしっこ臭い。」
鼻にツンとくるがイヤなにほいではない。それどころかとてもドキドキさせる香りだ。
広人は、いつも冷静な小山田が夢中になって自分の股間に顔を埋めている姿に今まで感じたことのない感覚を覚えた。
「んっ。」
「やあ、広人感じているんだね。」
小山田は今度は口唇を開き広人のモノをくわえた。
ブリーフの上からではあるがビクンビクンという脈動が伝わってくるのが分かる。
「あ、あん。いやあぁ。」
広人は何か付け根のあたりが痺れるようなそんな感覚に思わず声を出してしまった。
「まだ早いよ。」
「え?」
小山田は、すっと顔を広人の股間から上げた。
「い、いまなんかすごく気持ちよかったんだ。だから・・・」
「心配しなくても、ちゃんとイカせてあげるよ。でも初めての精液を味わいたいんだ。」
広人の腰を上げさせると半ズボンと唾液と広人の汁でべとべとになったブリーフを脱がした。
限界と言わんばかりに張りつめた広人のそれは、脈を打つ度に自らの身体に触れる程である。
「広人のおちんちん素敵だあ。」
これ程まで大きくなっても先っぽのくびれの辺りまでしか皮がむけていないペニスだが、その先からはとうとうと透明な液体があふれ出ている。
小山田は舌でそれを舐め取った。少ししょぱい感じがした。
「あん。ん。」
舌の先でなぞられるのが気持ち良いのか、広人は小さく声をもらす。
一通り透明な液体を口にした小山田は、口のなかに広人のものを含んだ。
「ん、んーっ。健二・・何か変だよ。」
口にした瞬間更に大きくなったペニスから小山田は絶頂が近いことを悟り、舌で包みながら上下に激しく頭を動かした。
「う、うーっ。ん。」
広人は、大きく身体を痙攣させると、小山田の喉に射精した。
初めての精通は少し尿道が痛い感じがしたが、それ以上の快感に頭が真っ白になるのだった。
「これが広人の初めての精液なんだね。素敵だあ。」
ワインのテイスティングのように舌で転がし、鼻から息を抜き味わった精液はまるで若葉のような素晴らしい香りがした。
「おいしいよ、広人の。素敵だあ。」
「どうだい。よかっただろう?」
「う・・ん。」
「ボクにも同じことしてくれるかい?」
恍惚とした表情の広人は小さくうなずいた。
小山田は自分でズボンとブリーフを脱ぐと広人の顔の前につきだした。
「!」
広人は小山田のペニスを見て少し驚いた。
大きさはあまり変わらないが、皮が剥けていてピンク色の亀頭が顔を出していた。
その先はカウパー線液でてらてらと光っていた。
「広人のを口でしたからこんなになっちゃったんだ。」
早く、とせかすかのように腰をつきだしながら言った。
広人は恐る恐る口を開き小山田のペニスをくわえた。
「ああっ、いいよ広人。そう、そうやって前後にこするんだ。」
時折ぐいぐいと腰を突き出すので喉にあたって苦しかったが、一生懸命しゃぶった。
「はあ、はあ、んっ。」
いつもと違う声を上げる小山田。
「あん。イ、イクよ!顔に出していいかい?あん。もう出ちゃう。」
口からペニスを引き抜くと身体を2度3度痙攣させながら、広人の顔に向けて大量の精液をぶちまけた。
「すごくよかったよ。」
「これなんだ?」
「赤ちゃんの素さ。広人もさっきボクの口の中に出したんだ。舐めてごらん。」
言われるままに口に垂れてきた小山田の精液を舌で舐めた。よく分からなかった。
「ん?」
小山田がふと広人の股間に目をやると、また硬くなっているのが分かった。
「嬉しいなあ、ボクので感じてくれたんだ。」
そういって広人のに触った。先ほどの精液のぬめりを利用し、手全体で握ってしごいた。
「あ、ああん。」
さっきとは違って明らかな快感を感じていた。
「今度はもっと気持ちのいーことするからね。」
小山田はどこからか取り出したローションを手に取り、お尻の穴に塗った。
一本二本とゆっくりと肛門に指を入れて行く。
「さあ、ここに広人のを入れるんだ。」
準備が終わると広人を誘った。
広人はもう夢中で小山田を求めた。
「あ、ゆっくり。ゆっくりだよ。」
腰を落とした感じで四つん這いになっている小山田は脚の間から腕を入れて、広人を導いた。
入り口に先を当ててゆっくりと力を入れ初めた。
すると小山田の肛門は別の生物の様な脈動で広人を迎え入れようと動き始めた。
その快感たるや口どころではなく先が入ったところで絶頂に達してしまった。
「あれ?もう出ちゃったのかい?」
「う、うん。でももう一回このまましてもいだろ?」
そういうと今度は根本まで差し込んだ。
「ああっ、すごいや広人。いいよ気持ちいい。もっと動いて。」
ぎこちない動きだが小山田のお尻を両手でつかみ腰の動きに合わせて引き寄せるように攻めた。
ぱちんぱちんという肌のぶつかる音や、先ほどの小山田の身体の中に出した精液にせいで出し入れする度にぶちゅといういやらしい音がした。
「広人ぉ、いいっいいっ。」
小山田は射精してしまったのではないかと思える程の先走りの液を腰を動かす度にまきちらす程感じていた。
「あ、また、また出ちゃう。」
「いいよ、中に出して。広人の精液いっぱい出して!」
いっそう激しくなった動きは小山田のお腹を突き上げた。
「広人出るっ!ボク出るよ!!」
四つん這いになったままベッドの上に射精した。
その瞬間激しく収縮する肛門に広人もたっぷりと中に射精してしまった。
「結局宿題終わらなかったね。」
「そりゃおまえがあんな・・・」
「ごめんよ広人。怒ってるのかい?」
「・・・また来て宿題すればいいじゃんか。」
「そうだよね。また来てくれるよね。」
「でも」
「でもなんだい?」
「今度は俺の中に入れてくれよ。」
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