Macintosh
所有しているMacintosh
Macintosh Classic
CPU : Motorola MC68000(16MHz)
RAM : 4MB ( 1M * 2 in SIMM Socket, 1M * 2 on Extension board )
HDD : 40MB
OS : System 7.0.1E + GomTalk
最初に買ったMacです。
最初は漢字Talk6.0.7で使っていましたが、GomTalkが出たときに英語版System7に乗り換えました。一度システム7を使ってしまうと、もうシステム6には戻れません。
KT7.1のメモリ使用量は約3.5MBですが、System7+GomTalkだと約1.7MBなのでとても助かっています。(五明さん、ありがとう!)
余談ですが、ClassicはSystem6.0.3をROMで内蔵しているので、ROMから立ち上げることも出来ます。今となっては、コンピュータとしての価値はほとんどありません。
しかし、当時、Macを持っている人はほとんどいなかったので、ミーハーMacユーザー(私もそうです)にとっては、比較的価値があると思います。(128kとかSE/30ほどじゃないですが...)
置物としての価値はかなりのものがあります。骨董品としての価値もあるかも...
これに付いていた白玉角マウスは今でも使っています。たぶん、本体よりも価値があると思います。
Macintosh IIcx
CPU : Motorola MC68030(16MHz)
RAM : 8MB ( 1MB * 8 in SIMM Socket)
HDD :160MB
OS : KanjiTalk 7.1
Extension Board : Interware VimageII (Video Board)
2番目に買ったMacです。中古でしたが、かなり高かったです。
一番の売りはフロッグデザインによるデザインの良さです。
最近のMacはデザインが良くないので、もう一度原点に返って欲しいです。
(パワーマックのマザーボードをIIcx、IIciのケースに入れる改造をやっているショップもあるくらいです)
本体と同時にアップルの13インチモニタも買いました。
オンボードのビデオ回路が無いので、VimageIIというフルカラーボードを実装しています。
このボードは13インチモード(640*480)で24bitカラーの表示が可能です。
その後、NANAOのT560iとRadiusのPrecisionColor24XKを購入したので、ツインディスプレイにして使っていたこともあります。
性能はClassicの約5倍で、性能的にはもう時代遅れですが、一応まだ使えます。
現在は実家においてあり、母親が使っています。
Macintosh PowerBook Duo 230
CPU : Motorola MC68030(33MHz)
RAM : 10MB ( 4MB on board, 6MB on Extension board )
HDD : 250MB
OS : KanjiTalk 7.1
発売当時から欲しかったDuoを中古で購入しました。(発売当時はとても買えるような値段ではなかった)
普通のパワーブックと違って、FDD、各種ポートなどを内蔵していません。その分軽いです(約1.9Kg)。シリアルポートとマザーボード直結のドッキングポートだけあります。
ファイル転送はAppleTalkのネットワーク経由で行っています。
液晶は16階調のグレイスケールで640*400ドット表示です。アクティブマトリクスではないので、ちょっと見にくいときがあります。ちなみに、グレイスケールでネットスケープを使うと、ホームページのどこにリンクがあるのか分からなくて困る事があります。(色の区別が付かないから)
FDDを内蔵していないので、HDDがクラッシュしたらどうするかという事が現在の問題点です。また、内蔵モデムを付けたいのですが、どこにも売っていません。
性能はClassicの10倍くらいです。
Macintosh Quadra 800
CPU : Motorola MC68040(33MHz)
RAM : 48MB ( 8MB on board, 32MB + 4MB * 2 in SIMM Socket )
HDD : 230MB + 840MB
OS : KanjiTalk 7.1
Extension Board : Radius PrecisinColor24XK (Video Board)
現在はこれがメインのマシンです。
といっても、性能的にはもう時代遅れです。
このマシンの売りは、拡張性の高さです。SIMMソケットは4つあり、NuBUSスロット(これもすでに時代遅れ)は3つ、5インチベイを1個、3.5インチベイを2個持っています。
ただ、筐体を開けるのが大変で、すごくやりにくいです。この点でも古いMacを見習ってほしいです。(IIcxなんてネジは1個しかなかった) また、最近のMacは金属のケースになっていますが、私はプラスチックのケースの方が好きです。
モニタはNANAOのT560iを接続しています。オンボードのビデオ回路ではフルカラー表示ができないので、PrecisionColor24XKというビデオボードを実装しています。このボードを使うと、19インチモード(1024*768)でフルカラー表示が可能です。
余談ですが、このMacは、AGENT/SCとほとんど同じCPUを使っています。(数値演算コプロセッサを内蔵している事と仮想記憶が使える事だけが違います)
性能はClassicの30倍くらいです。
アメリカでSystem7が発売されてから、日本で漢字Talk7.1が発売されるまでの間、約2年(?)もの期間がありました。英語版System7はアップルが無償で配布していたので、新しいものが好きな人はSystemSwitcher等を使い、英語Systemと日本語Systemを切り替えて使っていました。しかし、System7は、カラーアイコン、エイリアス、マルチファインダを標準サポートしている等々、System6とは大幅に違っていて、一度System7を使ってしまうと、もうSystem6には戻れない状態になっていました。そんな時に登場したのが、GomTalkです。
これは、一言で言うと英語版System7上で日本語を扱うためのキットで、日本語処理のメイン部分は漢字Talk6.7.1に付属している漢字Talkのcdevにパッチを当てて使っています。キットの内容は、パッチを当てるアプリケーション、日本語処理のためのcdevとinitがセットになっていました。インストールするには、まず漢字Talk6.7.1がインストールされている所に英語版System7を上書きし、その後でパッチを当てるという方法でした。
はっきり言ってこれには感動しました。あのSystem7上で日本語が扱えるなんてすばらしい!!!と思いました。
これのおかげで、アップルジャパンはSystem7の日本語化をゆっくり進める事が出来たという説もあります。
Macintosh用の純正マウスは大きく分けると3種類あります。一つはplus用のマウスで、これは他の機種には使えません。残りの2つはADB用のマウスで、plus以外の機種用です。初期型は四角いマウスで通称「角マウス」です。現在のマウスは卵型で、通称「丸マウス」です。しかし、角マウスは形が同じでも、中に入っている玉によってさらに細かく分けられています。玉が灰色で大きく重いものと(通称白玉)、黒くて小さく軽い物(通称黒玉)があります。たしか、白玉マウスはマレーシア製で、黒玉マウスは台湾製です。使用感は圧倒的に白玉の方が良いです。黒玉は軽すぎて手に馴染まないし、玉が回りにくいため操作性がイマイチです。しかし、本体にどちらのマウスが付いているかは運次第だったようです。大学のとき、研究室で同時に2台のMacを買ったのですが、片方は白玉でもう片方は黒玉でした。
Macintosh用のキーボードで有名なのは「アップルキーボード」です。なぜこれが有名かというと、これの後に生産されるようになった「アップルキーボードII」の出来があまりにひどく、みんながアップルキーボードを欲しがるので、プレミアがつくようになってしまったからです。また、アップルキーボードではCtrlキーがAの横にあることから、unixを使う人にも好まれています。その他にはAppleIIGS用の「GSキーボード」やNext用の「ネクストキーボード」等も接続する事が出来、人気が高いです。残念ながら、私はアップルキーボードIIしか持っていません。また、最近のアップルキーボードIIはリンゴマークがカラーじゃなくなっていて、こんな所でも原低が行なわれていると思いました。
お薦めコントロールパネル
Font Patchin'
英語版のソフトを漢字Talk上で動かすと、メニューの文字が化けてしまいます("Openノ”のように、"..."が”ノ”になってしまうとか)。これは、日本語フォントと英語フォントでは、半角かなの領域のフォントのマッピングが異なっているからです。Font
Patchin'はこれを防いでくれます。以前は"NoMeMo Busters"というソフトを使っていたのですが、Font
Patchin'が出たときに、こっちの方が高機能なので乗り換えました。
動作のしくみは簡単で、各Fontを全角文字、半角かな、半角アルファベット、特殊文字に分け、それぞれに別のフォントを割り当てるという方法です。例えば、システムフォントの半角文字をすべてChicagoにして、全角文字をOsakaにすれば、文字化けはなくなり、英語System風の見かけになります(System
Fontの基本は何といってもChicagoでしょう!)。その代わり、半角カナは読めなくなります。
SCSI Probe
接続されているSCSI機器の情報を見るためのツールです。後から電源を入れたディスクをマウントする事も出来ます。現在はDrive7(フォーマッタ)に付属していたMountCashというコントロールパネルを使っているので外しています。
Mount Image
オンラインで配布されているツール等は、FDのディスクイメージファイルとして配布されている場合が多いですが、それをインストールするときにいちいちFDに復元するのはとても面倒です。そんなときはMount
Imageを使うと、FDのディスクイメージファイルを直接デスクトップにマウントする事が出来ます。一度に複数のFDをマウントする事が出来て、そうするとインストール時等に”Disk2を入れてください”等と言われる事がなくなります。また、購入したソフトのFDをディスクイメージファイルとしてHD上にバックアップしておけば、再インストールの際に、FDを使わなくてすみます。
Mt. Imageという別のコントロールパネルと組み合わせると、ディスクイメージファイルをダブルクリックするだけでマウントできるようになります。
Stay Here
日本語アプリケーションの中には、起動時に勝手に日本語入力モードにしてしまうものがあります。Stay Hereはこれを防ぎます。自分で変更しない限り、ずっと現在の入力モードを保ちます。地味ですが、なかなか便利だと思います。今は、これのWindows版が欲しいです。
最近のMacintoshについて
最近のMacは良くないです。何が良くないかというと、まずデザインが全然だめです。特にモニタ1体型のLC570等は気が狂っているとしか言いようが無いデザインだと思いました。次にコストダウンのためにあまり品質の良くないものを使っている点が気になります。ディスプレイも、以前は全てトリニトロン管を使っていましたが、最近は安い物を使っているようです。今売っている15インチマルチスキャンディスプレイなんてとても使う気がしません。
多少高くてもいいから、以前のように、最高品質の部品を使い、洗練されたデザインで、所有している事に誇りを持てるようなMacを作ってほしいです。