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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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ベートーベン:交響曲第7番

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ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》&7番

 ベートーヴェンの交響曲の中ではダントツのおすすめです。ニックネームがつかない為に陰に隠れているだけで、一度聴いたら忘れられないほど感銘を受ける曲だと思います。同じリズムの繰り返しというのは祭り囃子と同じで人を興奮させますが、それに「ノリ」が加わるとこれだけ魅惑的で熱狂的になるという典型でしょうか。イ長調という調性も景気の良い響きに一役買っています。

 全ての楽章が、それぞれ決まったリズムを中心に構成されており(下譜A〜D参照)、そういったリズムの繰り返しがあまりにもダイナミックで自由豪放であるために「酔っぱらって作曲したのではないか」と勘ぐる音楽家もいたとか。
 どちらかといえばマイナーだったこの曲が『のだめカンタービレ』でオープニング等に用いられたことをきっかけにメジャーになった時には、管理人は快哉を叫んだものでした。

楽譜A(第1楽章支配リズム)
第7番第1楽章リズム

楽譜B(第2楽章支配リズム)
第7番第1楽章リズム

楽譜C(第3楽章支配リズム)
第7番第1楽章リズム

楽譜D(第4楽章支配リズム)
第7番第1楽章リズム

 上記のように4つの楽章から成っています。
 第1楽章は、序奏をもつソナタ形式。序奏のとにかく上へ上へと音階的に駆け上がる音形の後で、フルートからそっと紡ぎ出される飛び跳ねるリズムがこの楽章を支配します。爽やかに提示される第1テーマはまさにそのリズムに依っています(下譜E)。第2テーマは見事な転調のあとで滝が落ちてくるような勢いで現れます(下譜F)。展開部では支配リズム(上譜A)がそこらじゅうを駆け巡ります。

楽譜E(第1楽章第1テーマ)
第7番第1楽章第1テーマ

楽譜F(第1楽章第2テーマ)
第7番第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、「永遠のアレグレット」と呼ばれるほどのこの交響曲中の白眉です。
 最初からイ短調の転回和音(主音が最下音ではない和音のことです)で魔法の鏡の中に入っていくような感じを与え、その後で低音から「葬送行進曲」のような歩みが始まります。基本的には変奏曲ですが、時折長調の安らぎの部分もあって、次第に楽器編成を変えてゆきやがて得も言われぬ対旋律がからみながら盛り上がってゆく純音楽的な美しさには、驚嘆せざるをえません。

 主旋律と対旋律を簡単な形で抽出した楽譜を以下に示します(楽譜G)。上のト音記号の楽譜が主旋律で、下のヘ音記号の方が対旋律です。
 淡々とした主旋律に対して、哀愁のある情緒的な対旋律が見事に絡んでなんとも言えない味わいを出しています。

楽譜G(第2楽章の一部)

 第3楽章は、スケルツォ。バネ仕掛けのようなリズムで一気にたたみかける主部(テーマは下譜H)に、のびやかな中間部が2回挟まれる構成です。最後は潔く終わって次の楽章への期待をもたせます。

楽譜H(第3楽章スケルツォテーマ)
第7番第3楽章スケルツォテーマ

 第4楽章は、ソナタの形式のフィナーレ。これはもはや興奮のるつぼです。短い2回の打音の後でアグレッシブな第1テーマが始まります(下譜I)。2拍子の第2拍目にアクセントがあるので強烈な興奮を呼び起こします。第2テーマは一転軽やかな動き(下譜J)。展開部も第1テーマのモチーフが埋め尽くします。コーダの部分は第1テーマのモチーフを用いて、波が次々に重なるようにエキサイトしていき、鮮やかな終結を迎えます。それにしてもこれだけ盛り上がるフィナーレがあるものでしょうか。

楽譜I(第4楽章第1テーマ)
第7番第4楽章第1テーマ

楽譜J(第4楽章第2テーマ)
第7番第4楽章スケルツォテーマ

 ちなみにこの曲の初演時には、第2楽章だけは2回アンコールされたそうです。うーん、お目(お耳?)が高い!


どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ベートーベン交響曲第7番 第2楽章(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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