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シベリウス:交響曲第2番

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シベリウス:交響曲第2番

 北欧の国フィンランドの第2の国歌といわれる「フィンランディア」をはじめ、いかにも北欧の大自然を彷彿とさせる曲をつくったシベリウスの交響作品の中でもかなり親しみやすい曲です。

 6/4拍子や12/4拍子、3/2拍子といった、3拍子系を基調としたゆったりとした雄大なリズムと、永遠に続くと思われるような無限に紡ぎ出されるメロディー、従来のソナタ形式では捉えきれない物語のような形式、これは交響曲というよりは壮大な叙情詩といった方がいいかもしれません。シベリウスには、他に第5番、第7番といった同様の印象を与える交響曲があります。

 曲は4楽章から成ります。細かいパッセージの繰り返しや拍子の変化、休符の印象的な使用など劇的な部分が多いため、演奏する側は苦労するようです。

 第1楽章は波立つような弦楽器の動き(下譜A)にのって、木管楽器がちょっと鄙びた風の第1テーマを奏します(下譜B)。それが幻想的に展開されて行くと突然弦のピチカートが低音から盛り上がって行き、嬰ヘ短調の伸びる音と細かい動きが交互に現れる激しい第2テーマが奏されます(下譜C)。ソナタ形式に準じてはいますが、全体的に情緒的な展開が重んじられます。最後は波立つような動きが次第に収まっていき終止します。

楽譜A(第1楽章序奏)
交響曲第2番第1楽章序奏

楽譜B(第1楽章第1テーマ)
交響曲第2番第1楽章第1テーマ

楽譜C(第1楽章第2テーマ)
交響曲第2番第1楽章第2テーマ

 第2楽章はまさに北欧の冬を想わせる響きです。ティンパニの連打の後で低音弦のピチカートが不気味にしばらく響きわたってから、ファゴットがつぶやくような短いメロディーを歌い出します(下譜D)。それは厳冬の中で家に閉じこもった人々の重苦しい気分のようであり、冬将軍の不気味な含み笑いのようであり、なんとも不思議な空間を生み出します。それが暗いクライマックスに達した後、諦観のような静謐(せいひつ)な第2主題が続きます(下譜E)。

楽譜D(第2楽章第1テーマ)
交響曲第2番第2楽章第1テーマ

楽譜E(第2楽章第2テーマ)
交響曲第2番第2楽章第2テーマ

 第3楽章は8分の6拍子の急速なスケルツォ的楽章。とにかく動きが速く聴いてる方も追いつけない感じですが、それがいつの間にか弱まると4分の12拍子の息の長いメロディーが歌われるトリオに入ります。これらがもう一度繰り返されると、トリオの後半部がうねるような動きになり不安定な感じで次第に高揚していってそのまま第4楽章になだれこみます。

 第4楽章は勝利の凱歌のような開放感があります。トロンボーンや低音弦楽器による揺れ動くようなリズムに乗って2分の3拍子の壮大な第1テーマが奏されます(下譜参照)。ここあたりのあざといまでの盛り上げ方はすごい。やがて低音のうめくようなモチーフが繰り返す上に断片的に歌う第2テーマが短調で現れます。楽章最後の金管楽器のファンファーレによるクライマックスは感動的です。

交響曲第2番第4楽章第1テーマ

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。交響曲第2番 第2楽章(Youtubeより)

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