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ドヴォルザーク:交響曲第8番「イギリス」

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ドヴォルザーク: 交響曲第8番「イギリス」 他(クラシック・マスターズ)

 ドヴォルザークの交響曲の中から、第8番交響曲を選びました。「イギリス」という副題がついてはいますが、ほとんど内容とは関係がありません(単に出版されたのがイギリスだっただけですから)。これこそまさに彼の故郷である「ボヘミア」らしい曲であり、最もドヴォルザークっぽい(いい意味での)土臭い感じに溢れています。有名な第9番「新世界より」の次には是非聴いていただきたい。

 第1楽章は憂愁のあるト短調のテーマがチェロ等で始まります(下譜A)。ト長調になってフルートが鳥がさえずるようなテーマを奏します(下譜B)。これらはペアで第1テーマを形作っているといっていいでしょう。いずれも展開部で徹底的に用いられます。第2主題はロ短調でちょっと陰のあるテーマ(下譜C)とロ長調に変わって明るさを増すテーマ(下譜D)とでやはり組になっています。

楽譜A(第1楽章第1テーマa)
第8番第1楽章第1テーマa

楽譜B(第1楽章第1テーマb)
第8番第1楽章第1テーマb

楽譜C(第1楽章第2テーマa)
第8番第1楽章第2テーマa

楽譜D(第1楽章第2テーマb)
第8番第1楽章第2テーマb

 第2楽章は静謐なテーマ(下譜E)がこだまする主部。そして中間部の鄙(ひな)びた民謡風のメロディ(下譜F)。これはトランペットによる上昇フレーズ(下譜G)でクライマックスを築きます。

楽譜E(第2楽章テーマ)
第8番第2楽章テーマ

楽譜F(第2楽章中間部テーマ)
第8番第2楽章中間部テーマ

楽譜G(第2楽章中間部でのトランペットフレーズ)
第8番第2楽章中間部でのトランペットフレーズ

 第3楽章は哀くも美しい歌(下譜H)とトリオ(中間部)の若々しさとの三部形式。特にトリオは秀逸。オーボエとフルートがユニゾンで歌うあまりにも素朴な3拍子のメロディ(下譜I)。しかしそれを支える変則的なリズムによって、えもいわれぬ興味を湧かせてくれます。その変則リズムはやがてトランペットに強奏されてクライマックスを築きますが、そのときの低音弦の対旋律の力強くも美しい流れはドボルザークの真骨頂です。

楽譜H(第3楽章主部テーマ)
第3楽章主部テーマ

楽譜I(第3楽章中間部テーマ)
第8番第3楽章中間部テーマ

 第4楽章はドヴォルザークの故郷を想起させる土着的なテーマ(下譜J)による変奏曲。変奏の一形態としての全奏による活発な部分(下譜K)はコーダでも使われます。展開部的な部分では変奏から派生した、半音ずつ下降していく下譜Lのモチーフが存分に使われます。

楽譜J(第4楽章テーマ)
第8番第4楽章テーマ

楽譜K(第4楽章テーマの変奏の一形態)
第8番第4楽章テーマの変奏の一形態

楽譜L(第4楽章での展開モチーフ)
第8番第4楽章での展開モチーフ

 ドヴォルザークを語るならこれを聞かなきゃ、というまさに逸品。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。交響曲第8番 第3楽章(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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