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シューマン:ピアノ協奏曲

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グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲

 シューマン作曲のピアノ協奏曲のご紹介です。
 作った曲のほとんどがピアノを始めとした室内楽であるシューマンが唯一我々に残してくれたピアノ協奏曲です。

 もともと、第1楽章は『ピアノと管弦楽のための幻想曲』としてつくられたものでした。4年後になってから間奏曲的な第2楽章とフィナーレの第3楽章を書き加えて今の形になっています。シューマンの揺れ動く感情そのままのように起伏のある変化がある音楽はまさにロマン派の協奏曲の中でも珠玉の出来でしょう。

 グリーグはこの曲にインスパイアされて自身のピアノ協奏曲をつくったと言われます。そういえば冒頭のピアノの”つかみ”なんてよく似ています。この2人のピアノ協奏曲はしばしばカップリングされて録音されています。

 曲は3楽章から成っています。第2楽章と第3楽章は続けて演奏されます。
 第1楽章。協奏的ソナタ形式ではなく自由なソナタ形式になっています。ただ第2テーマはハッキリしませんのでほぼ単一主題と考えていいでしょう。
 イ短調の属音であるホ音(ドレミでのミです)をオーケストラが強打した後で、跳ねながら降りてくるピアノの劇的な序奏で始まります(下譜A)。テーマは「ハ・ロ・イ(ドレミだとド・シ・ラ)」と1つづつ音が下がっていくモチーフが中心です(下譜B)。曲中で重要なモチーフとなる経過的フレーズが登場して(下譜C)、息の長い低音からの動きにゆらゆらと答える高音の動きが交互に現れながら曲は進みます。展開部からはテンポや拍子が自由に変わって、なるほど元が幻想曲であったのだと思わされます。コーダはテーマがちょっと軽めにデフォルメされてユーモアを醸し出しています。

楽譜A(第1楽章冒頭)
ピアノ協奏曲第1楽章冒頭

楽譜B(第1楽章テーマ)
ピアノ協奏曲第1楽章テーマ

楽譜C(第1楽章経過的フレーズ)
ピアノ協奏曲第1楽章経過的フレーズ

 第2楽章。緩徐楽章ですが、この楽曲の中では一番短く、間奏曲としての意味合いが強いです。ためらいがちなピアノのフレーズと、憧れを秘めた低音から沸き上がるフレーズが交互に登場します(下譜D)。乙女の恥じらい、とでも言いたいようなナイーブな楽章。最後には少しずつ第1楽章のテーマを繰り返しながら次の楽章への準備をします。

楽譜D(第2楽章冒頭)
ピアノ協奏曲第2楽章冒頭

 第3楽章。イ長調になって雰囲気が変わり、舞曲的なテーマを中心としたフィナーレです。力をためて大きくボールを投げ上げるような爆発的な第1テーマが華々しく登場します(下譜E)。この楽章は3拍子なのですが、第2テーマは2拍子かと思うような戸惑いながら進行する面白いリズムの動きをします(下譜F)。経過的な部分では、緩やかに上下するフレーズ(下譜G)と、ころころと転げまわるようなショパンの曲のようなピアノの動きが目立ちます。コーダではオーケストラとピアノの丁々発止のやり取りから盛り上がっていき、全ての喜びを爆発させたように輝かしく終止します。
 曲の最後にティンパニの連打が続いているのが印象的ですが、これはグリーグのピアノ協奏曲の冒頭に繋がっているように思えるのですが、いかがでしょうか。

楽譜E(第3楽章第1テーマ)
ピアノ協奏曲第3楽章第1テーマ

楽譜F(第3楽章第2テーマ)
ピアノ協奏曲第3楽章第2テーマ

楽譜G(第3楽章経過的フレーズ)
ピアノ協奏曲第3楽章経過的フレーズ

 ご紹介のCDは、ご紹介のCDは、ルプーの独奏ピアノ、アンドレ・プレヴィン指揮のモロンドン交響楽団による演奏。叙情的でありながらそれに溺れないバランスが見事です。グリーグのピアノ協奏曲とのカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。シューマン作曲のピアノ協奏曲イ短調から第1楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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