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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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ショーソン:交響曲変ロ長調

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ショーソン:交響曲

 この曲は、交響曲としては「美しすぎる」のかもしれません。奏でられる旋律は、分解され展開されるよりは、むしろ無限に繰り返されるに足るものです。

 本当は歌曲が得意なショーソンが、懸命にシンフォニーたらしめようとして、楽器を相手に苦戦しているところが、いかにも人間らしく、その不完全さがまた愛しいものに思われるのです。こういった、器楽よりは歌唱に向いた音楽といった傾向は、シューマンやシューベルトと共通していると思います。

 もっともそういったことは音楽の専門家に任せておけばいい話であって、聴く側にとってはこの楽曲の美しさに感ずる所があればいいと思います。論文ではなく詩歌を愛でるような感じで。

 曲は3楽章から成っています。

 第1楽章が特に美しい。
 序奏は、ゆっくりした重々しい出だしですが(下譜A)、次第に情熱的になっておさまった後、快速なテンポになり弦がさざめく中で、低弦が歌い出す第1テーマののびやかさはなんと表現したものでしょう(下譜B)。それがもう一度オーボエとチェロが2オクターブの音程の開きで繰り返されるとき、そこに天国的な美しさが充満してくるのです。これに対象的な少しとぼけたような経過部テーマ(下譜C)は展開部でも利用されます。そしてまた美しく歌い出す第2テーマに酔わされるのです(下譜D)。

楽譜A(第1楽章序奏テーマ)
第1楽章序奏テーマ

楽譜B(第1楽章第1テーマ)
第1楽章第1テーマ

楽譜C(第1楽章経過部テーマ)
第1楽章経過部テーマ

楽譜D(第1楽章第2テーマ)
第1楽章第2テーマ

 第2楽章は緩徐楽章ですが、全体的に鬱屈したような重苦しい分きが漂っています。冒頭の第1テーマ。中声に現れるシンコペーションの動機が重要な要素になっています(下譜E)。途中悲歌のように現れる第2テーマが歌謡性を主張しています(下譜F)。

楽譜E(第2楽章第1テーマ)
第2楽章第1テーマ

楽譜F(第2楽章第2テーマ)
第2楽章第2テーマ

 第3楽章はフィナーレですが、最初のうちは前楽章の雰囲気を引きずっています。忙しないフレーズに彩られた序奏の後で第1テーマが登場しますが、これが変ロ”短調”なのです(下譜G)。しかしだんだん明るさを増し、堂々とした長調の第2テーマ(下譜H)が現れてからフィナーレっぽい感じになっていきます。

楽譜G(第3楽章第1テーマ)
第3楽章第1テーマ

楽譜H(第3楽章第2テーマ)
第3楽章第2テーマ

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ショーソン交響曲 第1楽章から(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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