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レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」

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レスピーギ:交響詩 ローマ三部作 / 組曲 鳥 他

 レスピーギの交響詩ローマ三部作から「ローマの噴水」のご紹介です。かつては「ローマの泉」と呼ばれていたこともあります。
 交響詩 ローマ三部作は、19世紀末から20世紀中頃までイタリアで活躍したレスピーギの代表作であり、華やかなオーケストレーションも相まってコンサートに取り上げられることも多いです。
 それぞれの特徴を一言で言えば、「ローマの噴水」は一日観光的な愉しさ、「ローマの松」は歴史的な荘重さ、「ローマの祭」は祝祭的なバカ騒ぎといったところでしょうか。その中でも「ローマの噴水」はもっとも気軽に楽しめる曲としてオススメします。

 この曲についてレスピーギは、「ローマの四つの噴水で、その特徴が周囲の風物と最もよく調和している時刻、あるいは眺める人にとってその美しさが、最も印象深く出る時刻に注目して受けた感情と幻想に、表現を与えようとした。」とスコアに記しており、この言葉通り各噴水を通してローマでの1日を体験しているように思えてきます。

 楽曲の特徴は、夜明け、朝、真昼、黄昏といった時間の経過に沿って各噴水が表現されていることです。まるで目の前に噴水があるようなダイナミックな水の動きが感じられるオーケストレーションは聴きどころです。特に第3部「真昼のトレヴィの泉」には圧倒されることでしょう。

 曲は4つの部分から成っており、連続して演奏されます。
 今回は各噴水画像も一緒にお楽しみください。ちょっとしたローマ観光気分で。

ジュリアの谷の噴水 第1部は「夜明けのジュリアの谷の噴水」。チョロチョロと水が流れるようなバイオリンの流れの上にちょっとひと懐かしいような主題がオーボエで奏されます(下譜A)。これに応答するクラリネットのフレーズを伴いながら穏やかな音楽が続きます。ちょっと気分が変わってゆったりとした主題が現れるとチェレスタが水のしずくが落ちてくるようなフレーズで絡んできます。もう一度最初の部分が回想されながら第2部に続きます。さあ、夜が明けます。


楽譜A(「夜明けのジュリアの谷の噴水」より)
第1部テーマ

トリトンの噴水 第2部は「朝のトリトンの噴水」。いきなりホルンによる豪壮な雄叫びとそれに他の楽器が弾けるように応答するように開始されます。このホルンは神々や女神たちがほら貝を吹き鳴らす様を示しているそうで、聴いてる側も目が覚めるような感じになります。
 その激しい導入部分が少し静まると、水滴が飛び跳ねるような付点リズムが特徴である主題が登場します(下譜B)。このリズムが第2部を支配して盛り上がりを見せますが、本当のクライマックスは第3部に来るので、その前口上みたいなものでしょう。鎮静して水の滴りが名残惜しそうに奏される中で第3部に突入します。いよいよ昼の日差しが輝きます。


楽譜B(「朝のトリトンの噴水」より)
第2部テーマ

トレヴィの噴水 第3部は「真昼のトレヴィの泉」。この交響詩の事実上のクライマックスです。弱く低音からゆったりと上昇していくテーマ(下譜C)で次第に高揚していくと全オーケストラによる輝かしい華やかな噴水ショーの始まりです。弦楽器と木管楽器による激しい水の動きを表現したような中で、付点リズムのフレーズで金管楽器が壮麗に歌うところはまさに圧巻。途中から大量な水が溢れ出すように、2拍子と3拍子が同時に演奏されるリズム的な眩暈を催すようなところを頂点として少しずつ少しずつ気分がおさまっていきます。点滅的に何回も現れる付点リズムが明るさよりも寂しさを感じさせるようになってくると第4部に入っていきます。そう、もう黄昏の時間です。


楽譜C(「真昼のトレヴィの泉」より)
第3部テーマ

メディチ荘の噴水 第4部は「黄昏のメディチ荘の噴水」。弱奏でのイングリッシュホルン(コールアングレとも)による郷愁を誘うようなテーマで始まります。汎用される半音階によりゆらゆらとした雰囲気です。ハープやチェレスタは夕日の中で静かに煌く水の動きを表現しています。やがて悲歌のようなテーマがバイオリンの高音で奏されます。もう太陽の光も弱くなってきました。辺りが暗くなり始めて、やがて夜鳥の声も木管楽器で聞こえてきます。再び第4部最初のテーマが今度はバイオリンで奏されるとコーダに入ります。夕刻の鐘が遠くから響いてくる中で静かに闇に消えていくように全曲を閉じます。


楽譜D(「黄昏のメディチ荘の噴水」より)
第4部テーマ

 ご紹介のCDは、ローマ三部作の他にもレスピーギの主要作品を集めたもので超オススメです。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。「ローマの噴水」から第3部「真昼のトレヴィの泉」を抜粋したものです。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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