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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」

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ベートーヴェン:熱情・ワルトシュタイン・テンペスト

 ベートーヴェン作曲のピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」作品53のご紹介です。

 ベートーヴェンが32歳で聴力がだいぶ衰え、ハイリゲンシュタットの遺書を書くまでに追い込まれていたそんな辛い時期に、音域の広いピアノが贈られてそれにインスパイアされてつくられたといいます。楽器の進化によって名曲が生まれた一例でしょう。
 「ワルトシュタイン(ヴァルトシュタイン)」というニックネームは、この曲が献呈された伯爵の名前にちなんでおり、伯爵はベートーヴェンの経済的・精神的な支援者でした。

 この曲の特徴は、ピアノの情感というよりもメカニックな機能的音色的魅力を引き出しているところであり、響きは多様でダイナミックです。楽譜を見るだけでも楽しくなれるところが面白い。

 全体は3楽章から成っています。
 第1楽章は、ハ長調、4分の4拍子。ソナタ形式。規則正しい機械のようなフレーズによって始まりますが、実はこれが第1テーマなのです(下譜A)。こんなに情感を廃したテーマも珍しいでしょう。これが一体半休止した後さらに細かい音符で現れ、突然主調のハ長調から遠いホ長調に転調すると、今度は和声的な第2テーマが奏されます(下譜B)。展開部から再現部への接続部で力学的なフレーズで一気に盛り上がってくるところは是非耳を澄ましていただきたいところ。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
ワルトシュタイン第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
ワルトシュタイン第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、ヘ長調、8分の6拍子の緩徐楽章。ただ調性がはっきりせずテーマもハッキリしない不思議な幻想曲的な印象の曲で、第1楽章と第3楽章の華やかさへの対照となっています。最後は第3楽章にアタッカで繋ぎます。
 第3楽章は、ハ長調、4分の2拍子。このピアノソナタの中でもっとも華やかな楽章です。ロンド形式。基本テーマは低音の細かい動きの上に浮上して奏されるゆったりとしたメロディーです(下譜C)。このメロディーが様々な伴奏にのって何度も現れて魅了します。途中短調部ではゴツゴツしたテーマによる展開がみられます(下譜D)。最後はテンポを上げて基本テーマが何度も強調された後、和音の連打により決然と曲を閉じます。

楽譜C(第3楽章基本テーマ)
ワルトシュタイン第3楽章基本テーマ

楽譜D(第3楽章短調部テーマ)
ワルトシュタイン第3楽章短調部テーマ

 ご紹介のCDは、ファジル・サイによる現代的なスピード感のある、この曲にピッタリな演奏。「熱情」「テンペスト」とのカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」から第1楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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