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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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シベリウス:交響曲第7番

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シベリウス:交響曲第5番&第7番

 フィンランドの作曲家、シベリウスの交響曲第7番ハ長調作品105のご紹介です。彼の書いた最後の交響曲であり、単一楽章で構成されています。

 シベリウスは7曲の交響曲を残しています。
 大きな流れを述べれば、北欧的な自然を感じさせる第1番と第2番。第2番はもっとも有名ですね。そして諧謔性が目立つ第3番、打って変わって短いモチーフを多用した思索的な第4番、大自然をより深く表現した第5番、古い旋法などを用いてノスタルジックな趣きをもつ第6番、そしてそれまでの交響曲のエッセンスをまとめてさらに高みに昇華させた第7番、といったところでしょう。

 余談ではありますが、この曲は初演時には「交響的幻想曲」と名付けられていましたが、出版時にあらためて交響曲第7番と銘打たれたということです。

 全体はざくっと4つの部分から成っています。上述したように全体は続けて演奏されます。
 第1部。2分の3拍子のゆったりとした曲調で全体の序奏と緩徐楽章を兼ねています。まずティンパニの打音に導かれて低音弦から音階を上昇し変イ短調の和音に至るところから始まります(下譜A)。長く音を伸ばしながらゆっくりとハ長調に戻ってきて民謡的なフレーズなどがいくつか現れます(下譜B)。気分が落ち着いてくると幅広なテーマ1がビオラで奏されて(下譜C)、ゆっくりとゆっくりと音を重ねながら高揚していきます。最初のクライマックスに達すると中音部でトロンボーンが開放的なテーマ2を歌いだします(下譜D)。このテーマ2はこの曲の中で要所要所に登場して全体的な統一感を与えるものです。次第に音楽は不安定な感じになり次の部分への準備に入ります。

楽譜A(冒頭)
第7番冒頭

楽譜B(第1部民謡風フレーズ)
第7番第1部民謡風フレーズ

楽譜C(第1部テーマ1)
第7番第1部テーマ1

楽譜D(第1部テーマ2)
第7番第1部テーマ2

 第2部。第1部から速度を少しずつ上げながらふっと4分の6拍子に変わるところ当たりが接続部です(下譜E)。焦燥感を掻き立てていきながら急速な下降音型のテーマが出てきます(下譜F)。この部分はスケルツォ楽章としての位置付けと考えられ、ちょこまかとした音の動きに暫し酔いしれます。中間部にあたるところでは先の第1部テーマ2(楽譜D)が朗々と歌い上げられます。少し形を変えながらスケルツォ部が現れて次第に緊張感が薄れて次の部に移ります。

楽譜E(第1部→第2部接続部)
第7番第1部→第2部接続部

楽譜F(第2部テーマ)
第7番第2部テーマ

 第3部。田園的な舞曲風なところで一番爽快感があります。木管と弦楽の交互の呼びかけに導かれてテーマ1が断定的に現れて雰囲気を一新します(下譜G)。中音部の動きが軽快になっていくと、この部の主軸となるテーマ2が楽しげに登場します(下譜H)。時々日が翳るように短調に傾きながらも楽しく音楽は続いていき、警句のような木管の動きから怪しい雲行きになっていよいよ締めとなる第4部へとつながっていきます。

楽譜G(第3部テーマ1)
第7番第3部テーマ1

楽譜H(第3部テーマ2)
第7番第3部テーマ2

 第4部(終結部)。このあたりは前の部分との境は曖昧になりますが、速度が上がっていきながらテーマというよりはフレーズ的なものがいくつか現れます(下譜I)。このあたりは第2部の気分に似たところがあるでしょう。そしてテンポが第1部のアダージョに戻ってきて再び楽譜Dが戻ってきて曲がいよいよ終わりに近づいたことを感じさせます。最後のクライマックスはホルンなどの急速な上昇フレーズからの全奏の打音。ここで高音に残された弦楽が少し悲壮感まで漂わせる最後の歌を歌い上げます。一度力を弱めて木管がメランコリックなためらいがちのフレーズを奏してからいよいよ終結に入ります。最後は安定したハ長調の和音の中で、「レ・ド・シ・ド」という繋留音が響いて最終音に至り、ついに全曲を閉じます。

楽譜I(第4部経過的フレーズ)
第7番第4部経過的フレーズ

 ご紹介のCDは、レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの、重厚さと叙情性を兼ね備えた名演奏。雄大な第5番とのカップリングはお得。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。交響曲第7番です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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