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リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲

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R=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」、スペイン奇想曲

 ロシアの作曲家、リムスキー=コルサコフが作曲したスペイン奇想曲( Capriccio Espagnol )のご紹介です。

 リムスキー=コルサコフといえば、交響組曲『シェエラザード』がまず有名です。全体を包む物語性と卓越した管弦楽法を両立させた稀有の作曲家。それは、交響曲第2番「アンタール」でも変わらぬ特徴です。

 さて、この曲のタイトルは直訳すれば「スペインの主題への奇想曲」ということであり、同時代のスペインの作曲家ホセ・インセンガの舞曲集に収録されたスペイン民謡から借用してアレンジを加えた曲です。完全なオリジナル曲ではありません。
 しかしながら、その華やかで異国情緒溢れる曲の完成度はまさにリムスキー=コルサコフの作品であり、燦然と輝く代表作であります。15分ほどの演奏時間であることもあって演奏会で聴く機会も結構多いはず。

 全体は5つの部分から成っており、全て続けて演奏されます。
 第1部「アルボラーダ」(原曲:アストゥリアの舞曲 アルボラーダ)。4分の2拍子、イ長調。いきなり祝祭的で賑やかなテーマで始まります(下譜A)。このテーマとそれから派生したモチーフを用いて全奏される部分とソロ演奏される部分との対照が面白い。独奏ヴァイオリンがちょっと目立ったところで曲は終わり、次の部分に移ります。

楽譜A(アルボラーダのテーマ)
スペイン奇想曲第1部テーマ

 第2部「変奏曲」(原曲:アストゥリア民謡 夕べの踊り)。8分の3拍子、ヘ長調。打って変わって静かでゆったりとした曲調のテーマによる変奏曲になります(下譜B)。時折ホルンで現れるモチーフがいい薬味になっています(下譜C)。変奏が一段落してフルートのトリルで落ち着くと次の部分に移ります。

楽譜B(変奏曲のテーマ)
スペイン奇想曲第2部テーマ

楽譜C(変奏曲中に点滅するモチーフ)
スペイン奇想曲第2部点滅モチーフ

 第3部「アルボラーダ」(原曲:アストゥリアの舞曲 アルボラーダ)。基本的に、第1部を半音上げた変ロ長調で繰り返されている曲です。微妙に楽器法が変化しています。

 第4部「シェーナとジプシーの歌」(原曲:アンダルシア・ジプシーの歌)。8分の6拍子、ニ短調。この楽曲の中で一番特徴的な音楽でしょう。冒頭の奇抜な和声での金管のファンファーレからぐいっと引き込まれます(下譜D)。独奏ヴァイオリンによるモノローグなどもあってやがて落ち着くと、木管楽器によってテーマが演奏されます(下譜E)。いかにもスペイン的な楽想。途中からヴァイオリンと低音金管楽器とがやりとりをする野性的なモチーフが加わって盛り上がっていきます(下譜F)。それが頂点に達しようというところで第5部に突入です。

楽譜D(第4部冒頭)
スペイン奇想曲第4部冒頭

楽譜E(第4部テーマ)
スペイン奇想曲第4部テーマ

楽譜F(第4部野性的モチーフ)
スペイン奇想曲第4部野性的モチーフ

 第5部「アストゥリア地方のファンダンゴ」(原曲:アストゥリアのファンダンゴ)。4分の3拍子、イ長調→4分の2拍子、イ長調。いきなり朴訥としたテーマ1(下譜G)から始まり、それをテーマ2(下譜H)が受け継ぎます。テーマ2とそこから派生したフレーズを基本に展開されて、その中には第4部での野性的モチーフ(上譜F)の変形したものも参加してきます。曲が高揚して拍子が4分の2拍子になって第1部のテーマが登場してくるとコーダです。最後はさらにテンポを上げてそのまま全曲を閉じます。

楽譜G(第5部テーマ1)
スペイン奇想曲第5部テーマ1

楽譜H(第5部テーマ2)
スペイン奇想曲第5部テーマ2

 ご紹介のCDは、シャルル・デュトワ指揮モントリオール響のツーカーコンビによる華やかな名演。交響組曲『シェエラザード』とのナイスなカップリングです。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。スペイン奇想曲です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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