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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲(「セヴァンヌ交響曲」)

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フランク:交響曲&交響的変奏曲、ダンディ:フランス山人の歌による交響曲

 ヴァンサン・ダンディは、19世紀中頃から20世紀に渡って活躍したフランスの作曲家です。彼が、山岳地帯であるセヴァンヌ地方で聴き知った山人の歌をもとにしたとされています。親しみやすいメロディとフランス音楽らしい洒落た感じが調和しており、演奏機会が少ないのが惜しいくらいの佳曲です。

 交響曲としては珍しくピアノが一つの楽器として活躍していることも特徴的です。ピアノが、主旋律を堂々と演奏するのはもちろん、オーケストラの他の楽器をアルペジョで飾る華やかさも聴きどころです。

 第1楽章。低音のゆっくりした歩みに導かれて、コール・アングレ(イングリッシュホルン)による山人の歌が奏でられます(下譜A)。なんて郷愁を誘うメロディ・・・これが全曲の基本モチーフとなっており、多様に変奏されて用いられます。やがてテンポが上がってソナタ形式の主部となり弦楽器が低音から盛り上がって来る第1テーマが始まります(下譜B)。どちらかというと土臭いようなこのテーマに対して、優美な第2テーマがピアノと共に現れます(下譜C)。

楽譜A(第1楽章序奏テーマ【全曲の基本テーマ】)
フランスの山人の歌による交響曲基本テーマ

楽譜B(第1楽章主部第1テーマ)
フランスの山人の歌による交響曲第1楽章主部第1テーマ

楽譜C(第1楽章第2テーマ)
フランスの山人の歌による交響曲第1楽章第2テーマ

 第2楽章。自由な三部形式の緩徐楽章。ピアノとオーケストラが対話するような主部テーマ(下譜D)と、何やら不安定な中間部テーマ(下譜E)が対照されています。この中間部テーマとは次の楽章で返送されて再会することになります。

楽譜D(第2楽章主部テーマ)
フランスの山人の歌による交響曲第2楽章主部テーマ

楽譜E(第2楽章中間部テーマ)
フランスの山人の歌による交響曲第2楽章中間部テーマ

 第3楽章。自由なロンド形式とでもいいましょうか。ここでは基本テーマ(楽譜A)の変奏がふんだんに現れます。ピアノの急速なフレーズ(下譜F。基本テーマの変形)に乗って木管楽器が大またのテーマ1を歌い始めます(下譜G)。情熱を秘めた第2テーマ(下譜H)と相まって進んでいき、途中ブツブツ切れるようなテーマ3(下譜I、第2楽章中間部テーマの変形)で変化を与えたりして目先を変えながら自由に進行し、ピアノにより活気のあるテーマ4(下譜J。基本テーマの変形)が奏されるといよいよコーダに向かいます。最後には飛び跳ねるようなテーマ5(下譜K。これも基本テーマの変形であるのは言うまでもない)により喜びに満ち溢れたクライマックスを形づくり、バネのようなリズムと和音による楽しいエンディングに到達します。

楽譜F(第3楽章冒頭フレーズ)
フランスの山人の歌による交響曲第3楽章冒頭フレーズ

楽譜G(第3楽章テーマ1)
フランスの山人の歌による交響曲第3楽章冒頭フレーズ

楽譜H(第3楽章テーマ2)
フランスの山人の歌による交響曲第3楽章冒頭フレーズ

楽譜I(第3楽章テーマ3)
フランスの山人の歌による交響曲第3楽章冒頭フレーズ

楽譜J(第3楽章テーマ4)
フランスの山人の歌による交響曲第3楽章冒頭フレーズ

楽譜K(第3楽章テーマ5)
フランスの山人の歌による交響曲第3楽章冒頭フレーズ

 ご紹介しているCDは、オーマンディ指揮フィラデルフィア管による名演。ダンディが師事したフランクの交響曲と交響的変奏曲のカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。「フランスの山人の歌による交響曲」です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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