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ハチャトゥリアン:交響曲第2番「鐘」

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Symphony 2

 ソ連の現代作曲家、アラム・イリイチ・ハチャトゥリアンの交響曲第2番ホ短調「鐘」です。
 愛称の「鐘」は、冒頭の序奏部分の悲劇的な印象を受ける出だしでの鐘(チューブラーベル)の響きが印象的なためにつけられたものです。曲は、1943年に書かれたせいでもあるのでしょうか、反戦・厭戦的な想いが現れているように思います。もちろんドイツ軍を倒してのソ連の勝利を描いているという”アリバイ”は外面的には繕ってはいるものの、聴き込めば聴き込むほど、戦争の無惨さと人間の愚かしさ、それに対比されるふるさとの自然讃美を訴えかける作曲者の本当の想いに胸が熱くなります。

 あまりにも有名な「剣の舞」や、浅田真央さんのフィギィアスケート演技にもかつて使われた「仮面舞踏会」など、親しみやすい印象のあるハチャトゥリアンですが、こういった大作での説得力のある重厚な表現にも是非注目していただきたいと思います。

 第1楽章。冒頭の悲劇的な「鐘」の序奏のあとで、ヴィオラの独奏で彼らしい歌謡的な主題が歌われるときの気持ちよさ(下譜A)。これは彼の故郷である平和なアルメニアそのものなのでしょう。それが戦争の足音によって無碍にけちらされていくさまが克明に表現されています。ソロのファゴットによる第2テーマがそういったことに対する諦観を表しているようにも思えます(下譜B)。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
第1楽章第2テーマ

 そして最終楽章で弦楽器の三連符による無窮動な動きの中で(下譜C)、金管楽器によって最初穏やかに、やがて高らかに響く凱歌(下譜D)は、平和を希求する人間の叡智の絶対的な勝利を確かめるかのように終結部では繰り返され強調されます。

楽譜C(第4楽章無窮動モチーフ)
第4楽章無窮動モチーフ

楽譜C(第4楽章凱歌)
第4楽章凱歌

 ご紹介しているCDは、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団による演奏。印象的なジャケットです。「ガヤーネ」の第1組曲とのカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。交響曲第2番 第1楽章(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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