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ロドリーゴ:アランフェス協奏曲

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ロドリーゴ:アランフェス協奏曲

 2011年に生誕110年を迎える、スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴ・ビドレの「アランフェス協奏曲」。特にその第2楽章の哀愁や郷愁に満ちた旋律は有名で、「恋のアランフェス」あるいは「我が心のアランフエス」などの名でムードミュージックにも取り入れられており、どなたでも必ず一度を耳にしていると思います。
 ロドリーゴは3歳でジフテリアのために視力を失いながらも8歳から音楽を学びました。デュカス(「魔法使いの弟子」で有名)に師事。アランフェス協奏曲は38歳のときの作品です。これは意外な話ですが、彼自身はピアニストであり、ギターは弾かなかったといいます。亡くなったのは1999年で97歳の時。まさに20世紀の作曲家だったのです。

 ギターは本来音量が小さいので、演奏ではマイクをギター近くに一本設けるなど、音のバランス調整が難しいのだとか。ですから、録音で聴くほうが相応しい珍しい曲かもしれません。ともかくもこの曲で「ギター協奏曲」というジャンルがあらためて脚光を浴びたことは、音楽の歴史的な1ページではあります。

 曲は3つの楽章から成っています。
 第1楽章は、ニ長調8分の6拍子(同時に4分の3拍子の要素も有り)。冒頭の有名なテーマはギターを習う人は必ず弾きたくなるフレーズでしょう(下譜A)。あっという間にスペインの雰囲気で包まれてしまいます。せわしく動き回るテーマ2(下譜B)や末広がりな感じの明るいテーマ3(下譜C)などが相まって、入れ代わり立ち代わり現れながら、決まった形式ではないのにも関わらずうまくまとめ上げています。

楽譜A(第1楽章テーマ1)
アランフェス協奏曲第1楽章テーマ1

楽譜B(第1楽章テーマ2)
アランフェス協奏曲第1楽章テーマ2

楽譜C(第1楽章テーマ3)
アランフェス協奏曲第1楽章テーマ3

 そしてこの協奏曲の白眉と言える第2楽章のアダージョ。ロ短調で4分の4拍子。演奏時間も一番長く中心的な存在の楽章です。ギターの和音に導かれてイングリッシュホルンで歌われるメロディーは、万国の人間の心にやすらぎと懐かしさ、そして哀愁の感情を与えてくれます(下譜D)。時に激しく、時に柔らかく。最後はロ長調の和音で静かに上昇して終わります。

楽譜D(第2楽章テーマ)
アランフェス協奏曲第2楽章テーマ

 第3楽章は、4分の2拍子と4分の3拍子が頻繁に交代していてリズム的な特徴のある終曲。ロ長調で始まりニ長調で終わります。冒頭のテーマ1(下譜E)は、ちょっと第1楽章のテーマ1とも関係の深いものです。これが変奏されたようなテーマ2(下譜F)は、それにさらに第1楽章のテーマ2を混合したようなものであり、これらのテーマが中心になって曲を形作っています。最後はギターが高音からはらはらと舞い降りるてきて弱音でスッと終わってしまいます。

楽譜E(第3楽章テーマ1)
アランフェス協奏曲第3楽章テーマ1

楽譜F(第3楽章テーマ2)
アランフェス協奏曲第3楽章テーマ2

 ご紹介しているCDは、イエペスのギターによるロンドン響との演奏。気品にあふれた「ある貴紳のための幻想曲」も楽しめるカップリングもよくおすすめの1枚です。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。アランフェス協奏曲 第2楽章から(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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