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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&チェロ協奏曲第1番(日本独自企画盤)

 旧ソ連の作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ」の15曲の交響曲の中でも最も有名かつ傑作である、第5番の紹介です。「革命」と呼ばれるときもありますが、これは宣伝文句のようなもので作曲家自身が名付けたものではありません。

 ソ連時代は共産党の思想が芸術の世界でも強制され、若くして才能を世界に知られたショスタコーヴィチも例外ではなく、作品を何度となく糾弾を受け、かなり厳しい状況に追い込まれました。それに対する彼なりの回答がこの交響曲第5番であったのですが、現代曲としては比較的わかりやすく、闘争を経て勝利に至るような構成の曲は、当局には好ましく受け入れられて名誉回復に繋がったようです。

 もちろん、彼が当局に喜ばれるようとだけ思ってこの曲を創作したとは到底考えられません。むしろ自分がそんな状況の中でもがき苦しみながら乗り越えようという意志を音楽化することで自分自身の救いにしようという純粋な気持ちが、誰の心をも揺さぶる曲として結実したのだと思うのです。

 曲は、第1楽章の心を締めつけるような悲壮なカノンによる主題で始まります(下譜A)。しばらくして弦の刻みが静かに響くと音程の跳躍が著しい第2テーマが奏されます(下譜B)。数々のテーマが展開部でついに寄せ集まって盛り上がり、大行進曲になる様は壮絶です。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第5交響曲第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
第5交響曲第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、急速でユーモラスなスケルツォ。主部は低音弦から武骨に奏されるテーマで始まります(下譜C)。途中ホルンの決然としたテーマも活躍します(下譜D)。中間部での独奏ヴァイオリンの軽妙なテーマが楽しい(下譜E)。

楽譜C(第2楽章主部テーマ1)
第5交響曲第2楽章主部テーマ1

楽譜D(第2楽章主部テーマ2)
第5交響曲第2楽章主部テーマ2

楽譜E(第2楽章中間部テーマ)
第5交響曲第2楽章中間部テーマ

 第3楽章は、静けさの中に強い意志を心の底に秘めたような緩徐楽章。弦楽器による瞑想するようなテーマ(下譜F)と、ハープの伴奏の上にフルートが奏しだす繊細で壊れそうなテーマ(下譜G)が印象的です。

楽譜F(第3楽章第1テーマ)
第5交響曲第3楽章第1テーマ

楽譜G(第3楽章第2テーマ)
第5交響曲第3楽章第2テーマ

 第4楽章は、まるで全ての苦難に対する勝利を謳い上げるようなフィナーレで誰の心にも希望を与えるでしょう。冒頭は、トレモロからティンパニの連打、そして金管楽器での勇壮なテーマで快進撃開始です(下譜H)。運動性のある歩幅の広いなテーマ(下譜I)、逆に冷静な、最初のテーマの変奏のようなテーマ(下譜J)などが続き、結尾部は3拍子となって変化を与えた後に力を蓄え(下譜K)、最後を飾る、最初のテーマが長調で勝ち誇ったように現れる感動的なファンファーレに繋がります。

楽譜H(第4楽章テーマ1)
第5交響曲第4楽章テーマ1

楽譜I(第4楽章テーマ2)
第5交響曲第4楽章テーマ2

楽譜J(第4楽章テーマ3)
第5交響曲第4楽章テーマ3

楽譜K(第4楽章結尾部テーマ)
第5交響曲第4楽章結尾部テーマ

 おすすめのCDは、バーンスタイン指揮ニューヨークフィルの演奏。この曲の人間的な面を強調した、自らも作曲家であったバーンスタインの胸が熱くなる激情的な演奏です。チェロ協奏曲第1番とカップリングの日本独自盤。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 第4楽章(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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