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スメタナ:交響詩「ボヘミアの森と草原から」 〜連作交響詩『わが祖国』より

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スメタナ:連作交響詩「わが祖国」

 チェコの作曲家、ベドルジハ・スメタナの6曲から成る連作交響詩『わが祖国』の第4曲、「ボヘミアの森と草原から(ボヘミアの野と森から)」の紹介です。『わが祖国』といえば、第2曲の「モルダウ(ヴルタヴァ)」が一番有名ですが、この曲も一押しの名曲。

 彼は梅毒の持病のために最後は”狂い死に”して60歳で一生を終えましたが、『わが祖国』を作曲する50歳頃には、その病気のために聴覚を失っていました。愛する祖国に捧げた曲を、彼は一度も自身の耳で聴くことは出来なかったのです。

 「ボヘミアの森と草原から」について、スメタナは「これは私がボヘミアの田園風景を眺めた時、心に呼び起こされる全ての感情を音で表現した曲である。木立、牧場、森、肥沃な大地、だれもがこれを聴く時、私が何を描いたのか分かってくれるだろう。」と述べています。あまり先入観を持たずに音楽にただ身を委ねるのが一番ではないでしょうか。

 曲は、全楽器の強奏による、まるで大草原が風で揺れ動くようなテーマで始まります(下譜A)。低音では跳躍する音型が支えています(下譜B)。ここはかなり録音技師泣かせの部分であり、出だしを聴けばそのCDの出来がわかってしまうところ。やがて風が収まるように次第に低音弦の跳躍する音型が残されると、少し明るめのテーマで心がやすらぎます(下譜C)。シーンが変わって密やかなテーマがフガート的に展開していきます(下譜D)。やがて静かなゆったりとしたコラール風のメロディが広がっていきます(下譜E)。曲の後半は、何回かモチーフを小出しに紹介した後で、跳ねるような舞曲風のテーマに包まれます(下譜F)。それが徐々に細かい動きになって、その上に緩やかな動きのテーマ(下譜G)が被さって終盤へ導かれます。そして冒頭の跳躍音型が低音から弦楽器全体の動きになってうごめく中で、管楽器の長い和音が何度となく響き渡り、圧倒的な印象を与えて全曲を終わります。

楽譜A(冒頭テーマ)
ボヘミアの森と草原から冒頭テーマ

楽譜B(跳躍音型)
ボヘミアの森と草原から跳躍音型

楽譜C(安らぎのテーマ)
ボヘミアの森と草原から明るめのフレーズ

楽譜D(フガートテーマ)
ボヘミアの森と草原からフガートテーマ

楽譜E(コラール風テーマ)
ボヘミアの森と草原からコラール風テーマ

楽譜F(舞曲テーマ)
ボヘミアの森と草原から舞曲テーマ

楽譜G(結尾部テーマ)
ボヘミアの森と草原から結尾部テーマ

 おすすめのCDは、ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコフィルの演奏。この曲の極めつけといった演奏です。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。スメタナ:交響詩「ボヘミアの森と草原から」(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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