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プロコフィエフ:交響曲第1番「古典交響曲」

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プロコフィエフ:交響曲第1番、組曲「キージェ中尉」、組曲「3つのオレンジへの恋」

 プロコフィエフが、「ハイドンがもし20世紀に生きていたら作曲したであろう」と構想して作曲した、交響曲第1番「古典交響曲」のご紹介です。
 作曲当時、プロコフィエフは26歳。ペテルブルク音楽院でハイドンの技法の研究をした成果としての作品ですが、前衛的な曲で既に才能が知られていただけに、この交響曲は驚きをもって迎えられたそうです。その当時のロシアは革命の時期で不穏な空気になっており、彼は密かに祖国を離れる決心をしようとしているときでした。

 「古典交響曲」とはいいながらも、まさに前衛のプロコフィエフのことですから現代的で洗練した感覚に満ちあふれています。急激な転調やメカニカルにも聴こえるリズムなど、ハイドンの技法がいかにスタイリッシュに料理されたのか、どうぞお楽しみ下さい。

 曲は、4つの楽章からなっています。14分ほどの短い時間で一気に駆け抜けます。
 第1楽章は、オーケストラの強打と分散和音の第1テーマでスタートします(下譜A)。それを受けるフレーズで巧妙に転調が進み、2オクターブの跳躍を含む律動的で茶目っ気のある第2テーマ(下譜B)に引き継がれます。展開部での第2テーマのリズム的な変容が面白いところ。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
古典交響曲第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
古典交響曲第2楽章第2テーマ

 第2楽章は、静かな緩徐楽章。低音で始まるリズムの上にバイオリンが高音からかぶさってくる楽想はあくまで「今風」です(下譜C)。中間部の低音部の刻みもユーモラス。

楽譜C(第2楽章主部テーマ)
古典交響曲第2楽章主部テーマ

 第3楽章は、通常メヌエットやスケルツォの楽章ですが、珍しくガボット(下譜D)。彼はこの曲がとても気に入っていたらしく、バレエ音楽「ロメオとジュリエット」に転用しました。

楽譜D(第3楽章ガボットテーマ)
古典交響曲第3楽章ガボットテーマ

 第4楽章は、快速なフィナーレ。冒頭の第1テーマからちぎっては投げちぎっては投げ、という感じです(下譜E)。小気味よい経過部を経て現れる第2テーマも軽快さが気持ち良い(下譜F)。これらを材料に展開されるプロコフィエフの見事な技にただただ酔っているうちに潔い終結を迎えます。

楽譜E(第4楽章第1テーマ)
古典交響曲第4楽章第1テーマ

楽譜F(第4楽章第2テーマ)
古典交響曲第4楽章第2テーマ

 今回ご紹介のCDは、シャルル・デュトワによる輪郭の明確なスッキリとした演奏。組曲「キージェ中尉」、組曲「3つのオレンジへの恋」とのカップリングが秀逸。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。プロコフィエフ:交響曲第1番「古典交響曲」より第1楽章(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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