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ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲

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ストラヴィンスキー:交響曲ハ調、3楽章の交響曲

 ストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」のご紹介です。
 そっけないタイトルですが、彼がアメリカに亡命して最初に演奏された曲であり、初期の「春の祭典」などでみせた前衛的作風から一転バロックまで立ち戻った新古典主義時代の締めくくりとなる曲で、彼の創作の流れからも重要な作品であります。作曲年は1945年で、第二次世界大戦がやっと集結した年。

 交響曲とは言いながらもオーケストラ全奏部分は少なく、ところどころ数個の楽器による点描的な響きが点滅的に表れるために、「管弦楽の協奏曲」的な味わいが感じられます。新古典主義時代独特のシンプルなラインの旋律で構成されてはいますが、響きはあくまで現代的で、それでいて意外と聴いて心地よい音楽になっています。
 形式は交響曲としてはソナタ形式などの堅牢なものは採用していなくて、モチーフが随所に現れることで統一感を保っている感じです。

 曲は、タイトル通り3つの楽章からなっています。20分強くらいの比較的短い交響作品です。
 第1楽章は、オーケストラ全奏による上昇音のテーマから始まります(下譜A)。勇ましい感じでの展開の後で、弦楽器とピアノの突き刺すようなリズムが割り込んできます(下譜B)。ソナタ形式よりは対照的なフレーズがロンドのように巡る自由な形式です(下譜C、D、E)。オーケストラという絵の具を使ったストラヴィンスキーの自由な筆使いを楽しみましょう。最後は最初のテーマが戻ってきて次第に力を失っていき尻すぼみになって終わります。

楽譜A(第1楽章テーマ1)
3楽章の交響曲第1楽章テーマ1

楽譜B(第1楽章テーマ2)
3楽章の交響曲第1楽章テーマ2

楽譜C(第1楽章テーマ3)
3楽章の交響曲第1楽章テーマ3

楽譜D(第1楽章テーマ4)
3楽章の交響曲第1楽章テーマ4

楽譜E(第1楽章テーマ5)
3楽章の交響曲第1楽章テーマ5

 第2楽章は、典雅な感じの緩徐楽章。三部形式。弦楽の先導でフルートとハープがゆるやかに夢幻的な旋律を奏でます(下譜F)。金管楽器や打楽器は沈黙し、楽章を通じてこの静かな雰囲気が保たれます。接続フレーズ(下譜G)を経て、中間部に入ります(下譜H)。主部は自由に再現され、最後は次の楽章への準備が成され、そのまま連続して突入していきます。

楽譜F(第2楽章主部テーマ)
3楽章の交響曲第2楽章主部テーマ

楽譜G(第2楽章接続フレーズ)
3楽章の交響曲第2楽章接続フレーズ

楽譜H(第2楽章中間部テーマ)
3楽章の交響曲第2楽章中間部テーマ

 第3楽章は、大上段に振りかぶるような大げさな感じで始まります(下譜I)。暫くこの雰囲気が続いた後で、また協奏音楽的な部分に入ります。わざと一貫した印象を与えないかのような変幻自在さ。ファゴット2人がツッコミ合ってるようなテーマ(下譜J)、そしてこの楽章の核となる引きずるようなリズムのテーマ(下譜K)。途中、空疎といってもいいような不思議な感じの響きのフーガがトロンボーンとピアノで始まる(下譜L)といよいよ終結部へ向かいます。駆り立てるようなテーマ(下譜M)を経て、そして、かねてから準備していた引きずるようなテーマを引っ張って最後のクライマックスへ持っていきます。

楽譜I(第3楽章テーマ1)
3楽章の交響曲第3楽章テーマ1

楽譜J(第3楽章テーマ2)
3楽章の交響曲第3楽章テーマ2

楽譜K(第3楽章テーマ3)
3楽章の交響曲第3楽章テーマ3

楽譜L(第3楽章テーマ4)
3楽章の交響曲第3楽章テーマ4

楽譜M(第3楽章テーマ5)
3楽章の交響曲第3楽章テーマ5

 今回ご紹介のCDは、バーンスタイン指揮でイスラエル・フィルの名コンビによる演奏。交響曲ハ調とカップリングされています。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ストラヴィンスキーの3楽章の交響曲より第1楽章。作曲者自身の指揮です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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