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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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ベートーヴェン:交響曲第8番

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ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番

 ベートーヴェンの交響曲第8番のご紹介です。
 ベートーヴェンは番号付きの交響曲を9曲残しています。偶数番号の曲は、第6番「田園」以外影が薄いようですが、これはまことにけしからんことです!

 その中でも、この第8番はもっと人気が出てしかるべき秀作であり、ダイナミックな第7番から、シンフォニーの一つの頂点ともいえる第9番「合唱」への橋渡しとしてよりももっと内容が深く創意に溢れています。特にティンパニをF(ファ)のオクターヴに調律しているのは、そのまま第9番にも採用された画期的な試みであり、単なる打音ではなく音程楽器としてのティンパニの位置を高めました。

 曲は、4つの楽章からなっています。
 第1楽章は、いきなり第1テーマから始まりますが、様々な楽器に受け継がれている形をとっており、この辺は第9番「合唱」第1楽章と似た構成になっています(下譜A)。律動が収まった後の軽妙な第2主題はメロディーの中で転調していく面白い趣向です(下譜B。ニ長調からハ長調へ転調)。提示部は振り子運動にように激しく上下するリズム(下譜C)で閉じられますが、展開部はそのリズムを受け継いで始まり、第1テーマを材料にしたフーガ的な部分など充実しています。その余勢をかって飛び込む再現部は、テーマは低音弦に登場します。コーダは急激な転調から第1テーマのモチーフによって次第に盛り上がってクライマックスを築いた後、弱音でサラッと終わってしまいます。ベートーヴェンのユーモアが表れている箇所です。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第8番第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
第8番第1楽章第2テーマ

楽譜C(第1楽章振り子動機)
第8番第1楽章振り子動機

 第2楽章は、メトロノームのような規則正しい管楽器のリズムにのって弦楽器が軽妙な音楽を奏でており、緩徐楽章とはいいながらキビキビとした曲になっています。第1テーマ(下譜D)と第2テーマ(下譜E)の楽譜を下に示します。楽譜の見た目は細かいリズムのようですが演奏速度はさほどでもありません。

楽譜D(第2楽章第1テーマ)
第8番第2楽章第1テーマ

楽譜E(第2楽章第2テーマ)
第8番第2楽章第2テーマ

 第3楽章は、メヌエットと称しておりテンポは遅めではありますが、運動性の高い舞曲調になっています。波打つような序奏から優美に降りてくるテーマが活躍します。中間部は低音弦がアルペジョで動く上をホルンが牧歌的なメロディーを奏でます。
 特に圧巻な第4楽章は、バイオリンの三連符の刻みが入った活発な第1テーマ(下譜F)と流麗な第2テーマ(下譜G)を中心にした急速なフィナーレですが、曲中での劇的な転調箇所(嬰ヘ短調→ヘ長調)にティンパニが大活躍します。終盤にさしかかって現れる大股に歩むような対位法的に絡む楽想も、晩年を迎えて余裕をもって筆を揮うベートーヴェンの得意げな顔が浮かぶようです。

楽譜F(第4楽章第1テーマ)
第8番第4楽章第1テーマ

楽譜G(第4楽章第2テーマ)
第8番第4楽章第2テーマ

 今回ご紹介のCDは、アバド指揮ベルリン・フィルのスピード感のある演奏。第7番とのナイスなカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ベートーヴェン:交響曲第8番より第4楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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