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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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ショスタコーヴィチ:交響曲第9番

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ショスタコーヴィチ:交響曲第7番&第9番

 ドミートリイ・ショスタコーヴィチの作品から、交響曲第9番変ホ長調のご紹介です。

 ソビエト連邦の第二次大戦での勝利を記念して交響曲をつくるということで、共産党がベートーヴェンの第9のように壮大な曲を大いに期待をしていたにも関わらず、ショスタコーヴィチが軽快なディベルティメントにも近いような曲を発表したので、党幹部はズッコケて激怒したといいます。

 しかしそんな事情はともかくとして、全体がコンパクトにまとまっており、その凝縮された技巧とオーケストラの使いこなしの妙、そしてなんといっても聴いた後の清々しい感じは間違いなく現代の名曲です。そういえば、プロコフィエフの古典交響曲にも似ているところがあるかもしれません。

 曲は、5つの楽章からなっていますが、第4楽章を第5楽章の序奏とする考え方もあります。
 第1楽章は、弱音でさらっと弦楽器によって第1テーマが提示されます(下譜A)。それがひと通り展開すると、トロンボーンの「ソ・ド」のシグナルと共に楽隊的な雰囲気となり(下譜B)、ピッコロが空を駆けまわるひばりのようにキャピキャピした第2テーマを提示します(下譜C)。展開部からの再現部への絶妙な橋渡しは、ソナタ形式としては究極の技に達しています。終りもスパっと決まって気持ちがいい。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第9番第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ導入部)
第9番第1楽章第2テーマ導入部

楽譜C(第1楽章第2テーマ)
第9番第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、静寂な独り言のような楽章。クラリネットと弦のピチカートによる単純無比な響き(下譜D)。そこに他楽器が入ってきても寂しさを癒しきれない感じ。中間部の半音で行ったり来たりするフレーズは沈滞した哀しみか怒りか・・・。最後まで謎が消えないままに曲を閉じます。この交響曲の中で異色な楽章。

楽譜D(第2楽章テーマ)
第9番第2楽章テーマ

 第3楽章は、スケルツォ。音階を上下行するせわしないテーマを元にして何か追い立てられるような主部。それに対して、中間部のトランペットのような勝ち誇ったようなちょっと盛り上がり過ぎのようなフレーズが微笑ましい。
 第4楽章と第5楽章は連続して演奏されます。金管による重苦しい激情的な雰囲気の中でファゴットが苦しげに歌う第4楽章。それが次第に収まって低音に潜ってくると、打って変わって軽妙なテーマとともに第5楽章に入ります。このファゴットによる第1テーマのユーモアたるや(下譜E)。そのテーマとゆらゆら動くような第2テーマと絡まりながら軍楽隊的なクライマックスを成し、最後は弦楽器と管楽器との掛け合い漫才のようになって慌ただしく終止します。

楽譜E(第5楽章第1テーマ)
第9番第5楽章第1テーマ

 今回ご紹介のCDは、第9番と対極にある膨大な第7番とのカップリング。バーンスタイン指揮シカゴ響の熱演。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ショスタコーヴィチ:交響曲第9番から第1楽章。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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