おかえり.jp おすすめクラシック モーツァルト ハイドン シューマン 組曲 小品 楽しくクラシック 管理人

おすすめクラシック

おすすめクラシック

心に響く素晴らしいクラシック音楽の名曲を
おすすめCDと共にご紹介します



 このエントリーをはてなブックマークに追加
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

モーツァルトを聴くシューマンの交響曲を聴くハイドンの交響曲を聴こうおすすめのクラシック組曲作曲家別交響曲ランキングおすすめのクラシック小品楽しくクラシック


プーランク:組曲「牝鹿」

↓以下のジャケット画像あるいはタイトルをクリックすると、おすすめCDの詳細ページ(Amazon)にリンクします↓

プーランク・牝鹿 他

 フランシス・プーランクの作品から、バレエ組曲「牝鹿 ( Le Biches )」のご紹介です。

 「牝鹿」というのは、「若い娘たち」「かわいい子」の比喩で、「バンビちゃん」というのと近いです。バレエ自体は若い男女の戯れを描いたものです。

 バレエ音楽はプーランクが24歳の時の作品で、若々しいシンプルかつ明解な表現がされてわかりやすいもので、現代音楽的な理屈っぽい難解な感じは全くなく、一聴していただければ魅力を感じていただけるはず。15年後にプーランクはオーケストレーションの全面改訂を行なって組曲を現在の形に仕上げました。

 曲は、5つの曲(部分)からなっており、ほとんど連続して演奏されます。全体的に金管楽器の明るい響きが効果的に用いられています。
 第1曲 ロンドは、何かを呼びかけるようなちょっとした導入があってから、トランペットとヴァイオリンとで奏する颯爽としたテーマで始まります(下譜A)。シンプルなメロディーが次々に出てきますが(例えば、下譜B)、オーケストレーションの妙により常に新鮮さを失わない楽しいロンドです。

楽譜A(第1曲テーマ1)
牝鹿第1曲テーマ1

楽譜A(第1曲テーマ2)
牝鹿第1曲テーマ2

 第2曲 アダージェットは、コールアングレ、オーボエ、そしてトランペットのためらうように上下するフレーズで始まります。少々センチメンタルになりますが、すぐ勇ましい金管楽器に阻まれ、やがて賑やかな音楽になります。また静かな部分に戻って終ります。
 第3曲 ラグ・マズルカは、スケルツォにあたる8分の6拍子の速い舞曲的なもの(下譜C)。何かを引っ張って振り回すようなメロディーが印象的。中間部は短調が主になって付点リズムのメロディーで少し歌謡調になります(下譜D)。それがやがて静まると最初のスケルツォが戻ってきます。最後は中間部のフレーズがちょっと思い出されながら毅然として終ります。

楽譜C(第3曲主部テーマ)
牝鹿第3曲主部テーマ

楽譜D(第3曲中間部テーマ)
牝鹿第1曲中間部テーマ

 第4曲 アンダンティーノは、少し早めに歩きながら道端の風景を見ているような散策的なイメージの曲(下譜E)。最後は何かを期待させるような気分で終ります。

楽譜E(第4曲テーマ)
牝鹿第4曲テーマ

 第5曲 フィナーレは、文字通りこの組曲を締めくくる急速な終曲(下譜F)。これまでの曲を想起させるようなフレーズが次々に登場してきます。中間部にはちょっとぬかるみにハマったようなフレーズで当惑させますが、また元の調子に戻ってきて、ラグタイム風な粋な感じになります。最後は金管を中心に全奏で盛り上がって強打音で終ります。

楽譜F(第5曲テーマ)
牝鹿第5曲テーマ

 今回ご紹介のCDは、プレートル指揮パリ音楽院管弦楽団による演奏です。生気と才気の融合。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。プーランク:組曲「牝鹿」冒頭部分です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



管理人endoyへのお問合せは、メールアドレス endoy@yahoo.co.jp(@は半角で入力して下さい) へどうぞ.

☆本ページはリンクフリーです.