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ハンソン:交響曲第2番「ロマンティック」

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ハンソン:交響曲第1番「ノルディック」&第2番「ロマンティック」

 ハワード・ハンソンの作品から、交響曲第2番「ロマンティック」のご紹介です。20世紀アメリカ生まれの交響曲です。

 ハンソンは1896年にネブラスカ州で生まれました。現代の作曲家でありながら作風は「新ロマン主義音楽」で、現代的な無機質な無調的な音楽ではなく、和声的で保守的でエモーショナルな音楽であり、聴き手にもわかりやすいものになっています。
 両親がスウェーデン系移民であることもあり北欧の音楽にも造詣が深く、「アメリカのシベリウス」とも呼ばれ、アメリカ的なものに叙情的な面がプラスされています。

 交響曲第2番は、34歳の時の作品で、アメリカ音楽のキラキラした感じもありますが、そこに「北欧の春への憧れ」とも言える、まさに夢見るようなテーマが何回も現れて聴き手を魅了します。まさに「ロマンティック」とはよく名づけたり!と思わせます。

 曲は、3楽章から成っています。
 第1楽章は、上昇を続けるモチーフによるゆっくりとした序奏から始まります。それがやがて下降する音形で収まるとアレグロ・モデラートの主部に入ります。金管が覚醒し木管楽器がさざめく中で大股で野太い第1テーマがホルンを中心に演奏されます(下譜A)。まさにアメリカ的な率直でストレートな響き。やがてオーボエが主導するなだらかなパッセージがひと通り現れると、弦楽器で第2テーマが始まりますが、内声での対旋律のホルンが奏するメロディーがまさに「春への憧れ」モチーフで全曲内で重要な位置付けになります(下譜B)。現代音楽に咲いた美しい花びらのよう。映画音楽のようです。曲はソナタ形式。最後は名残惜しそうに弱く終ります。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、Andante con tenerezzaの緩徐楽章。「con tenerezza」とは「柔らかく」という意味で、まさにその通りの柔らかなテーマで始まります(下譜C)。第1楽章の序奏のモチーフが現れて高揚すると「春への憧れ」モチーフが情熱的に登場します。これらが交互に現れる自由な三部形式です。

楽譜C(第2楽章テーマ)
第2楽章テーマ

 第3楽章は、アレグロ・コン・ブリオのフィナーレ。弦楽器の細かいリズミカルな動きの中で、ホルンが元気にファンファーレ風のテーマを奏します(下譜D)。やがて木管楽器がソロで歌い継ぐ部分を経て、再び活発なリズムが出てきて中間部となり、ホルンがまた別のファンファーレのテーマを奏します(下譜E)。そこからはこれまでの楽章のテーマが回想されながら進行し、「春への憧れ」モチーフが現れてクライマックスを迎えます。そして最後には第2楽章のテーマが今度は勇壮に現れて最終音に向かいます。

楽譜D(第3楽章テーマ)
第3楽章テーマ

楽譜E(第3楽章中間部テーマ)
第3楽章中間部テーマ

 今回ご紹介のCDは、作曲者自身の指揮も含む、イーストマン=ロチェスター管弦楽団の演奏。まさにアメリカ音楽の生粋の明快さと叙情性の両面を味わえます。交響曲第1番「ノルディック(北欧風に)」もカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ハンソン:交響曲第2番「ロマンティック」から第3楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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