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メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調

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メンデルスゾーン&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

 メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲ホ短調のご紹介です。
 3大バイオリン協奏曲(他の2つはベートーヴェンとブラームスのもの)の一つとしてあまりにも有名ですが、はっきり申し上げればこの中で一番、聴いてすぐに良さがわかる作品です。

 彼は実は、ニ短調のバイオリン協奏曲をもう一曲10代(!)のときに作曲しているのですが、ほとんど取り上げられることはありません。また、数曲あるピアノ協奏曲もあまり演奏機会がないので、クラシックファンが「メン・コン」といえばこのホ短調の作品。メンデルスゾーンらしい哀愁ある旋律がバイオリンの華やかな技巧によって彩られた、まさに傑作。

 曲は、3つの楽章から成っており、連続して演奏されます。
 第1楽章は、弦楽器によるゆらゆらした分散和音に導かれて、いきなり独奏バイオリンが哀愁と美しさを兼ね備えた一度聴いたら忘れられない第1テーマで登場します(下譜A)。オーケストラで重厚感をもって繰り返されると波打つようなフレーズ(下譜B)をバイオリンに渡して、バイオリンは自由自在に音階を上下する流麗な経過部に入り、興奮がおさまってくると最低音のG(ト)を伸ばして木管楽器による第2テーマを待ち受けます(下譜C)。第1テーマがト長調でバイオリンが演奏すると展開部に入ります。展開部の最後はバイオリンのカデンツァとなり、それがやがてアルペジョとなって再現部の第1テーマを呼び込むところの名人芸は見事。再現部の後はテンポアップして情熱的な終結部となり抑えきれない情熱を残しながら、この楽章を閉じます。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
メンコン第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章経過フレーズ)
メンコン第1楽章経過フレーズ

楽譜C(第1楽章第2テーマ)
メンコン第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、3部形式の緩徐楽章。第1楽章の最終和音の一つ(ロ音)がファゴットで伸ばされて、それによりハ長調に転調が行われて主部に入ります。ここの独奏バイオリンのテーマも憧れや幸福感をもった名旋律のテーマで聴く者の心をつかみます(下譜D)。イ短調になる中間部は不安を煽るようなテーマを中心に展開します(下譜E)。また満ち足りたテーマが戻って幸せなこの楽章を終り、すぐさま次の楽章に入ります。

楽譜D(第2楽章主部テーマ)
メンコン第2楽章主部テーマ

楽譜E(第2楽章中間部テーマ)
メンコン第2楽章中間部テーマ

 第3楽章は、独奏バイオリンの第1楽章の雰囲気を引きずるような哀感のあるホ短調の導入部から始まります。管楽器による遠慮がちのファンファーレにより元気づけれたバイオリンが高音で伸び上がり、アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェでホ長調の華々しいフィナーレの第1主題を颯爽と弾きだします(下譜F)。この時にクラリネットと重なるのがなんともいえません。ここからはまさに喜びの音楽。嬉しそうに跳ねまわるバイオリンと、全奏で演奏される付点リズムの力強い第2テーマ(下譜G)を主要材料にして提示部は進行します。展開部ではオーケストラで演奏される第1テーマのモチーフに乗って独奏バイオリンが伸びやかな新しい主題を奏して新鮮さを注入します(下譜H)。やがて再現部となり輝かしくバイオリンが凱歌を歌う終結部まで突き進みます。

楽譜F(第3楽章第1テーマ)
メンコン第3楽章第1テーマ

楽譜G(第3楽章第2テーマ)
メンコン第3楽章第2テーマ

楽譜H(第3楽章展開テーマ)
メンコン第3楽章展開テーマ

 ご紹介のCDは、ヒラリー・ハーンのバイオリン独奏による定評ある演奏。華やかでがっしりとしていて情感があります。ブラームスのバイオリン協奏曲とのカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲から第1楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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