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ブラームス:クラリネット五重奏曲

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モ-ツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲

 ブラームスの、クラリネット五重奏曲 作品115のご紹介です。
 夏が過ぎ秋風にふと吹かれる時のちょっと切なく寂しげな気分。そんな憂愁な気持ちを募らせる雰囲気をもった曲です。ブラームスの室内楽への入門曲としても超オススメ。

 クラリネット五重奏曲にはモーツァルトにも名曲がありますが、モーツァルトのそれは基本的にクラリネットの明るい面がよく出ています。ブラームスの五重奏曲はその対極にあり、クラリネットのメランコリックな面が生かされていると思います。クラリネットは音色の柔らかいA管の移調楽器が使われています。

 曲は、4つの楽章から成っています。
 第1楽章は、8分の6拍子。テンポはアレグロの指定ですが、それよりは少しゆっくりめに演奏されるのが普通です。ヴァイオリンによって、全体を支配する憂愁な第1主題で始まります(下譜A)。付点4分音符で伸ばした糸を16分音符が紡ぐようなモチーフが特徴です。そのテーマが低音から上昇してくるクラリネットによりさらに切ない感じで繰り返されます。途中一度止まって歩き始めるような突っかかるようなフレーズから経過部に入ります。第2主題は経過部と明確な区別はなく波打つような動きのものです。展開部と再現部を経て、最後は第1主題がだんだん分解されていき力を失うようにして寂しく曲を終えます。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
クラリネット五重奏曲第1楽章第1テーマ

 第2楽章は、アダージョの緩徐楽章。4分音符による息の長いメロディーがクラリネットで奏でられます(下譜B)。ひとしきり歌い終わると、クラリネットが抑えていた感情を解放させるように、詠唱的に高音から低音まで縦横に細かく動きまわる活発な中間部に入ります(下譜C)。弦楽器のトレモロが激情をさらにかき立てます。また最初のメロディーが戻って憧れるような上昇アルペジョを経ておだやかな終止を迎えます。

楽譜B(第2楽章主部テーマ)
クラリネット五重奏曲第2楽章主部テーマ

楽譜C(第2楽章中間部テーマ)
クラリネット五重奏曲第2楽章中間部テーマ

 第3楽章は、通常はメヌエットあるいはスケルツォ的な楽章なのですが、ここでは趣向が変わって、4拍子の柔らかでおだやかなテンポの主部(下譜D)と、細かい動きの快速の中間部(下譜E)による三部形式をとっています。但しどちらかというと中間部がメインのようで、それに序奏とコーダがついたものと考えることも出来るでしょう。最後の主部の復帰は一瞬で、フッと終わってしまいます。

楽譜D(第3楽章主部テーマ)
クラリネット五重奏曲第3楽章主部テーマ

楽譜E(第3楽章中間部テーマ)
クラリネット五重奏曲第3楽章中間部テーマ

 第4楽章は、変奏曲とコーダ。テンポは終楽章としては遅めの、物想うような揺れ動くテーマ(下譜F)に基づく、ブラームスが得意とする変奏曲形式。クラリネットの、ときには激しい、そしてときにはコミカルな16分音符のパッセージが印象的です。コーダでは第1楽章の第1主題が回想され、名残惜しい感じを残しながら静かに終止します。

楽譜F(第4楽章テーマ)
クラリネット五重奏曲第4楽章テーマ

 ご紹介のCDは、アルフレート・プリンツのクラリネットによる、ウィーン室内合奏団とのコンビの演奏。モーツァルトのクラリネット五重奏曲との双璧の名曲が揃います。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ブラームス:クラリネット五重奏曲から第1楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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