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ガーシュウィン:パリのアメリカ人

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ガーシュウィン:作品集

 クラシックとジャズを融合させた「シンフォニック・ジャズ」という分野を確立したガーシュウィン作曲の交響詩「パリのアメリカ人」のご紹介です。
 彼の曲の中では「ラプソディー・イン・ブルー」が一番有名ですが、ここでは敢えてこちらを。その理由は・・・

 「ラプソディー・イン・ブルー」が作曲はガーシュウィンなのですが、それをオーケストラ用に編曲したのはグローフェ(組曲『グランド・キャニオン』で有名)でした。自分でオーケストレーション出来なかったのをガーシュインはとても悔しく思ったに違いありません。
 他の著名なクラシック作曲家に教えを請おうとしたものの、既にジャズ界で名声を確立していた彼は相手にされず、結局は独学でオーケストレーションを勉強し、その成果として自分で全てを楽譜化したのが「パリのアメリカ人」なのです。実に面白いエピソードであり、聴くときにも興味が湧いてくるのではないでしょうか。

 この曲は、ガーシュウィンがパリで生活したときの印象を音楽化したもので、楽器としてパリのタクシー用のクラクションを取り入れるという工夫をしています。

 曲は、大きく3つの部分に分かれるラプソディー的な形式になっています。
 最初の部分は、前打音を伴ったせかせかしたテーマに基づく部分で、訪れたばかりのパリの街中を意気揚々として歩いているアメリカ人を形容しています(下譜A)。タクシーのクラクションの音が時折響いて街の喧騒を表しています。独奏ヴァイオリンが時折旋律を修飾しますが、異国の地にいる時のちょっとした不安感を表現しているのかもしれません。
 2つめの部分は、テンポを落とし、低音のリズムに乗って、トランペットがいかにもジャズ的・アメリカ的な郷愁を感じさせるブルースの旋律を奏でて(下譜B)、情緒的な盛り上がりをみせます。これはホームシックの心情でしょうか。
 3つめの部分は、今度は離れた音程のスラーを生かした陽気なトランペットのスイング的な旋律で始まります(下譜C)。ここにはこれまでに出て来たテーマが様々に絡んで音楽的なクライマックスを形作っていきます。あらためて自信を取り戻してパリでの生活をこなしてゆくアメリカンのアクティビティを感じさせます。最後は、2つめの部分での郷愁的なテーマを強奏して華やかにこの音楽での旅行記ともいえる曲を終わります。

楽譜A(第1部テーマ)
パリのアメリカ人第1部テーマ

楽譜B(第2部テーマ)
パリのアメリカ人第2部テーマ

楽譜C(第3部テーマ)
パリのアメリカ人第3部テーマ

 ご紹介のCDは、この曲を含め、ガーシュウィンの主要な管弦楽曲がまとめて揃えられます。「ラプソディ・イン・ブルー」ももちろん収録。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ガーシュウィン:パリのアメリカ人です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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