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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

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グリーグ:ピアノ協奏曲

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グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲

 北欧の代表的な作曲家グリーグのピアノ協奏曲のご紹介です。
 「ペール・ギュント」組曲と共に彼の代表作とされており、演奏会で取り上げられることも多い曲です。

 この曲は、グリーグがまだ若い頃、25歳の頃に作曲されました。作品番号は16。後に出版社からもう一曲ピアノ協奏曲をつくるように依頼され、作曲を進めていたようなのですが結局は完成されませんでした。むしろ彼はこのイ短調ピアノ協奏曲の改訂に力を入れました。この曲をとても気に入っていたのでしょうし、実施この協奏曲を超えるものは書けないと思っていたのかもしれません。いや、きっとそうに違いありません。
 ティンパニのクレッシェンドから始まる冒頭部分は特に印象深いものであり、ドラマや映画でも効果音的に使われます。きっと一度はお聴きになったことがあるはず。

 この曲は、同じイ短調であることもありシューマンのピアノ協奏曲と比較されることが多くCDでのカップリングも多いです。実際に、グリーグはシューマンの曲を聴いてインスピレーションを得たようです。

 曲は、3楽章から成っています。
 第1楽章は、先に述べたティンパニのクレッシェンドから雪崩おちるようなピアノのフレーズで開始されます(下譜A)。ピアノがその興奮を抑えるようにおさまってゆくと、第1テーマのためらいがちな歩みが始まります(下譜B)。これが上昇するロマンティックな楽句によって展開され、飛び跳ねるようなリズムで変化がつけられた後、癒やしに満ちた甘美な第2テーマがチェロによって始められてピアノに受け継がれます(下譜C)。これが高揚してオーケストラの全奏によるコデッタに入ります。展開部は第1テーマが中心に扱われてピアノの熱情的な下降フレーズで頂点を迎えると再現部に入ります。カデンツァでは、複雑な伴奏にのって第1テーマが幻想的に取り上げられます。コーダでは速度が速まり新しいフレーズがちょっと現れた後、冒頭の雪崩おちるフレーズが三連符で表れて決然と曲を閉じます。

楽譜A(第1楽章冒頭)
ピアノ協奏曲第1楽章冒頭

楽譜B(第1楽章第1テーマ)
ピアノ協奏曲第1楽章第1テーマ

楽譜C(第1楽章第2テーマ)
ピアノ協奏曲第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、調性的に遠い変ニ長調による単一主題にのっとった自由な形式です。弱音器のついた弦楽器による抑制的な雰囲気の中でテーマが奏されます(下譜D)。途中で高音でピアノが歌を奏でるさまはとりわけ美しい(下譜E)。ゆっくりと変ニ長調の和音がピアノの低音から響いて楽章が終わり次楽章に続きます。

楽譜D(第2楽章テーマ)
ピアノ協奏曲第2楽章テーマ

楽譜E(第2楽章高音モチーフ)
ピアノ協奏曲第2楽章高音モチーフ

 第3楽章は、木管楽器の律動的な動きに導かれて、ピアノが音階を駆け上がり駆け下るフレーズを経て、少しせっかちな感じの第1テーマに入ります(下譜F)。緊張感を保ったまま発展していくと、バイオリンのトレモロの上にフルートが爽快な第2テーマを奏します(下譜G)。この2つのテーマが対比されながら進行し、コーダでは4分の3拍子のイ長調になって第1テーマが変奏され、それが高調していくと第2テーマが壮大に全楽器で演奏されて圧倒的なクライマックスを形作って全曲を終わります。

楽譜F(第3楽章第1テーマ)
ピアノ協奏曲第3楽章第1テーマ

楽譜G(第3楽章第2テーマ)
ピアノ協奏曲第3楽章第2テーマ

 ご紹介のCDは、リヒテルの独奏ピアノ、マタチッチ指揮のモンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団による演奏。キメが細かい抒情的な表現でオススメです。シューマンのピアノ協奏曲とのカップリング。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。グリーグ:ピアノ協奏曲から第一楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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