おかえり.jp おすすめクラシック モーツァルト ハイドン シューマン 組曲 小品 楽しくクラシック 管理人

おすすめクラシック

おすすめクラシック

心に響く素晴らしいクラシック音楽の名曲を
おすすめCDと共にご紹介します



 このエントリーをはてなブックマークに追加
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 [Import]

モーツァルトを聴くシューマンの交響曲を聴くハイドンの交響曲を聴こうおすすめのクラシック組曲作曲家別交響曲ランキングおすすめのクラシック小品楽しくクラシック


ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲

↓以下のジャケット画像あるいはタイトルをクリックすると、おすすめCDの詳細ページ(Amazon)にリンクします↓

ブラームス:交響曲第1番、ハイドンの主題による変奏曲

 ブラームス作曲の「ハイドンの主題による変奏曲」のご紹介です。「聖アントニウスのコラールによる変奏曲」と呼ばれることもあります。作品番号は56aで、2台ピアノで演奏される作品56bというバージョンもあります。
 変奏曲を得意としていたブラームスの面目躍如の文句なしの名曲。主題に数々の表情を与える技巧に酔ってみましょう。

 この主題は友人から教えられたハイドン作のディヴェルティメントの第2楽章から得ました。しかし、実はその第2楽章の主題は、古くからある讃美歌の旋律を引用していたものであるという説もあります。

 いずれにしろ、素朴なテーマがテンポや拍子を変化させながら大胆に変奏されていくさまとその構成は圧巻であり、独立楽曲としての管弦楽変奏曲を確立した楽曲です。ただし、調性は主調の変ロ長調と同主短調の変ロ短調だけになっており一本筋を通しています。

 曲は、主題提示と8つの変奏と終曲から成っています。
 主題は、楽節が5小節を単位とする珍しい旋律であり、そのためにちょっと一休みしながら進行するようなのんびりした印象を与えます。前半部と後半部に分かれています。(下譜は主題前半部)

ハイドンの主題による変奏曲テーマ

 第1変奏は、保続音の上に、主題を変奏するゆらゆら動く8分音符の旋律と、3連符での対旋律とが重なって始まります。これらは高音部と低音部を入れ替わりながら進行します。
 第2変奏は、短調になり速度が上がって、付点リズムで特徴付けられます。強奏の1小節と弱奏の4小節が動きの単位になります。
 第3変奏は、速度が緩み長調に戻って、春の日差しのような柔らかい8分音符中心の曲想になります。それを彩る16分音符の動きが華を添えます。和みます。
 第4変奏は、再び短調になり拍子もこれまでの2拍子から3拍子に変化します。諦観の感じられる哀歌のような主旋律に細かい動きの対旋律がさらに悲しみを添えます。
 第5変奏は、また長調となり急速なヴィヴァーチェのテンポになり8分の6拍子になって、スケルツォ的な活気のある変奏になります。刻むリズムに、引っかかるようなアクセントが加えられて、急き立てられるような印象を受けます。
 第6変奏は、4分の2拍子に戻ってテンポは同じですがリズム的にはゆっくり目に感じます。やっとこやっとこ荷物を担ぎながら小走りしているようなフレーズが中心です。
 第7変奏は、テンポが緩み8分の6拍子になって「Grazioso(優美に)」という楽譜の指定そのものの優美な流れとなります。天からフワッと舞い降りてくるような高音部とそれに応答する低音部の会話を楽しんで下さい。
 第8変奏は、短調で急速な3拍子になります。弱音で影のようにはっきりしないで低音で這いまわるフレーズに、それが上下反転したようなフレーズで答えます。陰鬱な雰囲気は、この後の終曲との対照を際立たせています。
 そして終曲。主調の変ロ長調に戻って、これ自体がテーマの変形をもとにした一種の変奏曲、パッサカリアになっているという極めつけの部分。パッサカリアとは、ある主題を繰り返して奏する中、それを種々に修飾していくという形式でバッハなどのバロック時代に流行っていたものでした。5小節に短縮されたテーマの変形楽想(下譜参照)が低音弦を中心に執拗に繰り返され、このまま5小節単位の面白い律動を保ちながらさらなるアイデアの盛りこまれた変奏が連連と紡がれていきます。

ハイドンの主題による変奏曲終曲テーマ

 やがて変奏曲テーマの付点リズムも加わって次第に盛り上がっていき、終結部に至ります。終結部は、変奏曲のもともとのテーマが堂々と現れて輝かしいクライマックスとなり、一度は勢いを失いますが、再び盛り上がるユニークな趣向の終結部でこの素晴らしい変奏曲を閉じます。

 ご紹介のCDは、カール・ベーム指揮ウィーンフィルによる盤石の演奏。交響曲第1番とのカップリングで、コストパファーマンスに優れる。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。ハイドンの主題による変奏曲です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



管理人endoyへのお問合せは、メールアドレス endoy@yahoo.co.jp(@は半角で入力して下さい) へどうぞ.

☆本ページはリンクフリーです.