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ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」

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ドヴォルザーク/チャイコフスキー/ボロディン:弦楽四重奏曲

 ドヴォルザーク作曲の弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」作品96のご紹介です。
 彼の作品の中で交響曲第9番「新世界より」とスラブ舞曲集と共に有名な曲。学校の音楽の授業でもお馴染みかもしれません。

 ドヴォルザークがアメリカにいた52歳の時に作曲されました。まさに「新世界より」の次につくられ、大作を仕上げた後に休暇をとったときにお世話になった家族のために短期間で一気に書かれました。その分流れが流暢で人懐こく耳に快い曲になっています。

 彼の生まれたチェコの土着的な音楽とアメリカの黒人霊歌などの良いところを抽出したような親しみやすいメロディーと気取りのない感情表現は、どこか我々にも郷愁を感じさせて気持ちが楽になってきます。
 テーマの多くは、固定ドでいえば「ド・ミ・ソ・ラ・ド」という5音が中心になっているために、柔らかく民謡調の雰囲気を醸し出しています。

 曲は、基本通り4楽章から成っています。
 第1楽章は、4分の4拍子のソナタ形式。第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが揺らめきチェロが主音を保持する中でヴィオラが民謡風な第1テーマを楽しげに歌い出します(下譜参照)。後半部分で盛り上がった後で経過部に入っていきます。

アメリカ第1楽章第1テーマ

 やがて気分が徐々に落ち着くと主調ヘ長調とは離れたイ長調による、話しかけるような第2テーマとなります(下譜参照)。展開部は第1テーマのモチーフが中心になり、情熱的な展開をみせます。

アメリカ第1楽章第2テーマ

 第2楽章は、8分の6拍子の緩徐楽章。基本的には単一のテーマ(下譜参照)を中心にした歌謡形式。この曲の中で一番郷愁を誘うところです。特に、曲の最後に他の楽器が遠慮がちに伴奏する中でチェロが高音でテーマを惜しむように歌うところが心に訴えかけます。

アメリカ第2楽章テーマ

 第3楽章は、4分の3拍子の活発なスケルツォ楽章。元気のあるスケルツォのテーマ(下譜A)と中間部トリオのテーマ(下譜B)は対照的ですが、実は主調のへ長調をへ短調にして若干音符の長さを変え、対旋律を被せただけです。「新世界より」の第3楽章を思い出させるような掛け合いが楽しい。

楽譜A(スケルツォテーマ)
アメリカ第3楽章テーマ

楽譜B(中間部テーマ)
アメリカ第3楽章中間部テーマ

 第4楽章は、4分の2拍子のロンド形式のフィナーレ。付点音符での飛び跳ねるような伴奏とテーマの萌芽的なフレーズに導かれて、第1ヴァイオリンが天空から駆け下りてくるような爽やかな第1テーマを始めます(下譜参照)。楽しい気分で一区切りつくと、いきなり主調のヘ長調から変イ長調に転調して息の長い第2テーマが奏されます。第1テーマが戻った後で静かに訴えかけるようなさらにゆったりとした中間部分になります。ひと時の喧騒を逃れてゆっくりと落ち着いた感じ。やがて次第に活気が戻って第1テーマが帰ってきます。再現される第2テーマは先程の中間部分のような静謐な雰囲気になっています。それが次第に活気を呈して最後にもう一度第1テーマのモチーフを元にした華やかなコーダとなります。最後に高音で楽しげに飛び回る第1ヴァイオリンが喜びを爆発させ、そのまま一気に駆け抜けて曲を終わります。

アメリカ第4楽章テーマ

 ご紹介のCDは、エマーソン弦楽四重奏団による生気のある演奏。チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番(第2楽章のアンダンテ・カンタービレが有名)とボロディンの弦楽四重奏曲第2番とのカップリングは非常に嬉しい。

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」第1楽章です。(Youtubeより)

(他のCDも見てみたいという方は、以下もご覧下さい.)



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