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山頭火

山頭火

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水に影ある旅人である


山頭火は酒を愛しましたが、水も大好きでありました。

とぼとぼと歩いていると泉のほとりに出ました。山頭火は岸辺に座り、ひと休みします。

ふと水面をみれば、旅の垢にまみれた自分の影が映っています。いつの間にか年月を重ねた顔をみて、あらためて旅から旅への日々を思います。
 あぁ俺は何をしてきたんだろう、何を求めてきたんだろう。この先何処へ行くんだろう。

水は姿も心も映します。旅人である自分を正直に映してくれるのです。それを暫し見つめている山頭火。

山頭火が旅した昭和初期にはきっと清水があちこちにあふれていたことでしょう。今、心までも映してくれるきれいな水面は少ないですね。


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