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山頭火

山頭火

山頭火の俳句をご紹介していきます





けふはおわかれの糸瓜がぶらり


別れの季節に合うこんな句はいかがでしょうか。

山頭火が最初の放浪の旅に疲れて、そろそろ落ち着こうかとたどりついたのが川棚の温泉町でした。
 酒と水と、何より温泉が好きな山頭火のこと。永年の友であり生活費の援助者でもある木村緑平からの資金の約束も取り付けて期待を胸に庵を探し始めます。

しかし、いくら昔のこととはいえ、見ず知らずの行乞坊主の身元をいぶかって誰も家を貸してくれる人はいなかったのです。
 たまたま居着いた木下旅館の主人も色々尽力してはくれたが・・・結局不調に終わったのを見届けると山頭火は川棚を去る決心をするのでした。

この句には、冷たい人心への恨めしい思いを残しながらも、「まあしょうがない。こんな私を信用してくれるものと思った自分こそが恥ずかしいことよ。」という照れくささも感じられます。
 別れには未練がなかった山頭火の気心も感じられる句です。

この後、縁あって小郡の其中庵(ごちゅうあん)に落ち着くのはご存じの通り。


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