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音符 1. 楽曲の構成について 音符

ここでは、楽曲の構成について説明します。続けて演奏されるひとまとまりの音楽を「楽曲」といいます。

「交響曲」「協奏曲」「組曲」「序曲」「交響詩」などの楽曲がどういう風に構成されているか、といったことです。
 その前にまずこれらの楽曲がどういうものなのかを簡単に説明します。

音符交響曲・協奏曲とは音符

  • 交響曲
     オーケストラによって演奏。多様な楽器を組み合わせることによってバラエティに富んだ表現ができる。ただその分全体の統一に工夫が必要なため、他の楽曲で技術を磨いてきた作曲家がその集成として心血を注いでつくる。作曲家にとっては、例えれば、論文を書くようなもの。
  • 協奏曲
     独奏楽器とオーケストラによって演奏。独奏楽器の奏者(ソリストという)の技をメインにしてオーケストラは補助的な役割を演じる。楽器奏者としてはソリストをすることが一つのステータスになる。作曲家は独奏楽器を活かした技巧をいかに組み入れるかで勝負する。独奏楽器は一つとは限らず、2つの場合は二重協奏曲、3つの場合は三重協奏曲と言う。
  • 組曲
     楽器構成は多様。独奏の場合もオーケストラの場合もある。古典派くらいまではどんな曲調でどんな形式でどんな順番で、というフォーマットがあった。しかしロマン派以降は、バレエや歌劇から抜粋した曲を集めたものや、あるテーマを元にした一連の曲を「組曲」と名付けるようになった。

  • 序曲
     楽器構成はオーケストラ。もともとは、歌劇の前に演奏されるもの。その歌劇中で歌われたり演奏されたりするフレーズを組み込んだ、ダイジェスト的な楽曲になっている。ただし、序曲が単体とした楽曲として演奏されたり作曲されることも多く、そういうものは演奏会用序曲と呼ばれる。
  • 交響詩
     楽器構成はオーケストラ。文学、芸術、風景、望郷、恋愛など、作曲家がインスパイアされたものやことについてオーケストラ曲として表現したもの。交響曲よりは構成や形式は自由なことが多い。先駆者はフランツ・リスト。作曲家にとっては、例えれば、小説を書くようなもの。

それでは「交響曲」の構成から。「弦楽四重奏曲」「ピアノ三重奏」といった、古典派以降の大半の楽曲が同様の構成になっています。”楽章”とは楽曲を構成する一つ一つの曲を指します。

音符交響曲の構成(弦楽四重奏曲なども同様)音符

  • 第1楽章…速い速度。(ソナタ形式
     全曲のイメージを固める大事な楽章。全曲を通じてつかわれる基本モチーフが提示されることがある。
  • 第2楽章…ゆるやかな速度。緩徐楽章と呼ばれる。(ソナタ形式三部形式変奏曲形式
     情緒的な深みを表現するのに合っており作曲家が最も細かい神経をつかう楽章。
  • 第3楽章…大体において3拍子の舞曲。メヌエットスケルツォワルツなど。(たいていは三部形式
     緩徐楽章と対比して、作曲家の自由闊達な面が発揮される躍動的な楽章。
  • 第4楽章…急速な速度。終楽章、フィナーレとも言う。(ソナタ形式ロンド形式、まれに変奏曲形式
     全曲をまとめる最も重要な楽章。古典派前期までは軽く華やかなだけであることが多いが、ベートーヴェン以後は前楽章のテーマを回想したり統合したりして全曲の統一性を強化することがある。

全ての楽章において、序奏(導入部とも言う)がつく場合があります。

この構成は、「起・承・転・結」というキーワードでも表せると思います。第1楽章はもちろん「起」。それを受ける第2楽章は「承」。一転して舞曲調になる第3楽章は「転」。そして全体をまとめる第4楽章が「結」ということになるでしょう。

以上が基本形で、交響曲の父であるハイドンが完成させたと言われます。

これを作曲家が、順番を入れ替えたり、楽章を増減したり、速い楽章を遅くしたり(逆もあり)、変化をつけるわけです。早い話「何でもアリ」です。

次は「協奏曲」です。

音符協奏曲の構成音符

4楽章のものから第3楽章を抜いたものだと考えれば結構です。モーツァルトが完成させたと言っていいでしょう。「協奏ソナタ形式」という特殊な形式が出てきます(次ページで説明)が、この形式の特性上長めになるために、第1楽章だけで半分以上の長さを占めることがあります。

各楽章の最後の方で独奏者の技巧を発揮する「カデンツァ」という部分が入るのが普通です。

協奏曲の場合は、構成にあまり変化はつけません。稀にメヌエットを加えたりすることもありますが。

次は「組曲」です。バッハやヘンデルの活躍したバロック時代のものは大体の構成が決まっています。

音符組曲の構成音符

  • 序曲(前奏曲)…ゆるやかな前半と活発なフーガの後半部から成る

途中の曲は、任意の舞曲がつらなることが多いです。下に示したのはほんの一例。順番は自由。形式は三部形式が多いです。

そして最後は、

  • 終曲…ジーグ(6拍子か9拍子)などの急速な舞曲

組曲では、各曲は「楽章」ではなく、第1曲、第2曲・・・といった呼び方をします。

最後は「序曲」と「交響詩」をまとめて。

音符序曲・交響詩の構成音符

  • 序曲(タイプ1)…歌劇の序曲を単独演奏するもの(大抵は序奏が付いたソナタ形式
  • 序曲(タイプ2)…あるテーマを元にした独立管弦楽曲(ソナタ形式か自由な形式)
  • 交響詩…あるテーマによる管弦楽曲。序曲(タイプ2)よりも劇的(自由な形式)

ここで、(タイプ1)(タイプ2)は区別しやすいように管理人が勝手に名付けたものです。

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