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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
交響曲の簡単な解説と共におすすめCDをご紹介.

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交響曲第23番 ト長調

渓流

第23番です。ニックネームはついていませんが、初期のハイドンの交響曲らしい典雅な明るさとさりげない技巧のマッチングがいい佳曲です。

ハイドンが32歳の時の作品。ソナタ形式という交響曲の基本となる形式に依りながら音楽の流れを途切らすこと無く組み上げる構成力は、天性のものかもしれませんがあまりにも自然で、さらにそこにバロック的な対位法的手法を混ぜることで音楽に深みを与えています。聴き手にも生気と歓びを与えてくれる曲。

第1楽章は、序奏なしに跳び跳ねるように快活な第1テーマで始まります。3小節で区切るような変則的なフレーズですが違和感を感じさせません。引きずるような木管楽器と弦楽器のモチーフで確保され、手際よく転調されて繋留音を用いたバロック風の対位法的な経過部を経て、音の跳躍が多い機械仕掛けのようなキビキビとした第2テーマが奏されます。展開部では先の対位法的な主題と第2テーマが中心になり、先の引きずるようなモチーフで全くさり気なく再現部へ導きます。第1テーマ、そして経過部はほとんど省略して第2テーマを再現した後、今一度繋留音を使ったフレーズを経て最後まで快活に楽章を終ります。
 第2楽章は、アンダンテの、まさに散策するような緩徐楽章。弦楽だけで演奏されます。高音部の旋律に低音部が32分音符のモチーフで応答し合っていくところが、心地よいリズムを与えています。
 第3楽章はメヌエット。カノンの技法がメヌエット部もトリオ部も使われており、それが単調に陥ることなく変化のあるつくりになっています。メヌエットでは3連符が、トリオではシンコペーションが曲の彩りになっています。
 第4楽章はプレスト・アッサイの急速なフィナーレです。8分の6拍子の「狩りの音楽」。8分音符で動きまわる弦にときどき管楽器が「パパパパン」という合いの手を入れながら曲が進行します。リズムは似通ってはいますが、跳ねるような第1テーマと刻むような第2テーマが対比されています。展開部はこの2つのテーマを元に転調を目まぐるしく行いながらいつの間にか主調に戻って再現部になります。コーダがユーモラスで、少しずつ音を弱めていき、ピアニシモのピチカートで「あれっ?」という感じで終ります。


どんな曲か試聴したい方へ。第23番です。(Youtube)


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1.

Symphonies 23 24 & 61
2.

Haydn: Symphonies 35, 23 & 42

1.はニコラス・ウォード指揮のノーザン室内オーケストラによる演奏。第24番、第61番とのカップリング。流れを優先した流麗な演奏です。

2.はジョン・スー指揮のアポロ・アンサンブルの演奏。室内楽的な優雅さを重視した、これまた納得できる演奏。



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