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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
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交響曲第48番 ハ長調 「マリア・テレジア」

マリア・テレジア

ハイドンの疾風怒濤時代の交響曲から第48番「マリア・テレジア」です。

ハイドン37歳での作品。ニックネームの由来は、1773年にオーストリアの神聖ローマ皇后マリア・テレジアがエステルハージ家を訪問した際の歓迎行事で演奏されたことに由来します。マリア・テレジアは自他共に認めるまさに「女帝」であり、政治家としては小学校による義務教育を始めた実績等があります。上の写真の堂々とした様子からも実力が伺えますね。

作曲時にはマリア・テレジアの前で演奏することは意識していなかったと思われますが、よくぞこの曲を選びました、というくらい堂々としたまさに女帝に相応しい曲です。さぞご満悦だったのではないでしょうか。

第1楽章はホルンもメロディーを担当する華々しい第1テーマで開始されます(下譜A)。動きの多い思いきりの良い転調のあとで(下譜B)、ちょっとしずしずと歩くような第2テーマが始まります(下譜C)。ちょっと単調に傾いた後で再び明るく中締めをします。展開部は少々もやもやした感じで進行しますが、やがて少しずつ第1テーマが準備されます。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第48番第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章経過テーマ)
第48番第1楽章経過テーマ

楽譜C(第1楽章第2テーマ)
第48番第1楽章第2テーマ

第2楽章はゆったりとしたアダージョの楽章。弦楽器と管楽器が対話しながら進行するテーマで始まるソナタ形式の楽章で、全体的に柔らかい雰囲気です(下譜D)。

楽譜D(第2楽章第1テーマ)
第48番第2楽章第1テーマ

第3楽章はいかにも堂々とした曲調のメヌエット。トリルも有効に使われており、途中のファンファーレ的な三連符も居住まいを正して良い感じです。トリオは短調でひっかかるようなテーマを中心に進行します。
 第4楽章はアレグロですが、2分の2拍子の急速な楽章です。音階を上下する激しい第1テーマが中心になっています(下譜E)。めまぐるしい経過句の後の第2テーマも疾走しています(下譜F)。展開部を縮小した二部ソナタ形式で、颯爽とした感じで終止を迎えます。

楽譜E(第4楽章第1テーマ)
第48番第4楽章第1テーマ

楽譜F(第4楽章第2テーマ)
第48番第4楽章第2テーマ

この辺りから管楽器の活躍が目立ってきて響きが広がってきます。まさに交響曲。各楽器の技術革新とハイドンの技量アップがうまく連動している感じです。


どんな曲か試聴したい方へ。第48番です。(Youtube)


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1.
ハイドン:交響曲第44番「悲しみ」、第45番「告別」、第48番「マリア・テレジア」
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1.はダニエル・バレンボイム指揮イギリス室内管による第44番「悲しみ」、第45番「告別」とのカップリング。お得。

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