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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
交響曲の簡単な解説と共におすすめCDをご紹介.

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交響曲第84番 変ホ長調

シューベルト

第84番です。ニックネームはありません。この交響曲はシューベルトの曲のように歌うようなメロディーに溢れた曲です。直接シューベルトとハイドンは接触はなかったので、これは一つの予言的な交響曲といってもいいと思います。

ハイドンが54歳の時の作品。シューベルトが生まれるのにはまだ11年ありました。
 しかし、もしこの曲がシューベルトの交響曲だと初めて聴かされたら信じるかもしれません。きっと作曲時のハイドンは相当に上機嫌だったのでしょう。

第1楽章は、ラルゴの序奏から入ります。最初のモチーフは第2楽章のテーマに繋がるもので、楽曲のまとまりを見せています。ヴァイオリンと木管楽器が歌うのを全奏が遮り、それがやがて属音上で落ち着くと主部が始まります。アレグロの主部は、まさにシューベルト的な第1テーマで軽やかに始まります(下譜A)。調子よく5度上の属調に転調しますが、対照的な第2テーマは明確に現れません。途中突然の短調で劇的になりながらも基本的には楽しいままに提示部を終わります。ほぼ提示部を振り返るような展開部と再現部を経て終始明るいままに曲は終わります。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第84番第1楽章第1テーマ

第2楽章は、アンダンテの変奏曲形式の緩徐楽章です。この主題がまたシューベルト的であり、シューベルトの交響曲第5番第2楽章を思い出す人もいらっしゃるでしょう(下譜B)。結尾での木管楽器が歌う下を弦のピチカートが支えるところなどは、ロマン派的な美しさです。

楽譜B(第2楽章テーマ)
第84番第2楽章テーマ

第3楽章は、メヌエット。豪華なメヌエット主部はあまり和声的な冒険はなく流麗な感じで進行します。中間部(トリオ)は第3拍にアクセントを置く面白いリズムが特徴的です。
 第4楽章は、ヴィヴァーチェのフィナーレ。フットワークの良い第1テーマで始まります(下譜C)。やがて激流のような16分音符のパッセージが第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンとのオクターブで怒涛のように続き、やはり活発な第2テーマに導きますが、その前に半音階的な転調によって夢幻的な雰囲気を出しています。展開部・再現部・終結部にはフェルマータによって一息つく場面が多く、変化を出しています。最後はまさにハイドン的なハキハキしたリズムが強調されてこの楽しい交響曲を閉じます。

楽譜C(第4楽章第1テーマ)
第84番第4楽章第1テーマ

どんな曲か試聴したい方へ。第84番から第2楽章です。(Youtube)


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1.

Symphonies 64 84 & 90
2.

ハイドン:パリ交響曲全集

1.はドラホシュ指揮のブダペスト・ニコラス・エステルハージ・シンフォニアによる演奏。第64番「時の移ろい」とこれも隠れた名曲の第90番との絶妙カップリング。

2.はザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団によるパリ交響曲全部の演奏。第82番〜87番まで堪能出来ます。演奏はしなやかでかつ繊細。



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