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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
交響曲の簡単な解説と共におすすめCDをご紹介.

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交響曲第88番 ト長調 「V字」

ハイドン像

ハイドンの第88番「V字」です。ニックネームの「V字」は、そっけない印象を受けますがそれもそのはずで、ロンドンの出版社がハイドンの交響曲選集を出版する際に付けた整理用番号に由来しており、全く曲の内容とは関係していません。だから「V字」と付記されないことの方が多いです。

ハイドンが55歳の時の作品。ロンドン・セット(第93番以降)の高みに達した引き締まった円熟の曲で演奏機会も比較的多いです。

 第1楽章は、第1テーマが主音の一つ上の第二音から始まって面白い旋律です(下譜参照)。二拍子でどちらかといえばゆっくりめのテンポなのですが、まるでぜんまい仕掛けのようなリズムによってとても快活な感じを与えています。ひょいひょい雀が飛び跳ねるような感じといったらいいのでしょうか。

第88番第1楽章第1テーマ

 第2楽章は、ラルゴのゆっくりしたテンポによる伸びやかな主題による変奏曲。ただしあまりメロディーが変形されることはなく、途中短調になって激しくはなりますが、総じて主題の気品が保たれたまま穏やかに終止します。
 第3楽章は、いきなり修飾音から始まる華麗なテーマで、ハイドンのメヌエットの中でもかなり活発で堂々とした曲調。中間部のゆらゆらした旋律が秀逸で、落ち着きながらも心をくすぐるような機知に富む展開も楽しいです。
 第4楽章は、列車に乗っているかのような規則正しいリズムの第1テーマで始まります(下譜参照)。バイオリンとファゴットを重ねる楽器方の妙も手伝ってとても戯けて聞こえます。再現部で、第2テーマの再現の直前で使われるゲネラルパウゼ(全楽器が休止すること)も効果的。その後は怒濤のように最終音へなだれ込みます。

第88番第4楽章第1テーマ

どんな曲か試聴したい方へ。第88番から第4楽章です。(Youtube)


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1.

Symphonies Nos 88-92: Concertante
2.

ハイドン:交響曲第88番~第92番

1.はサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルの文句なしのコンビでの演奏。第88番から第92番までの交響曲と、協奏交響曲もカップリングされています。

2.はシギスヴァルト・クイケン指揮のラ・プティット・バンドによる演奏。作曲当時の響きに近い古楽での演奏を楽しみたい方はこちらで。



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