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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
交響曲の簡単な解説と共におすすめCDをご紹介.

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交響曲第94番 ト長調 「驚愕」

驚き

第94番です。ニックネームは「驚愕」「びっくり」などがあり、ハイドンの交響曲の中でも一番有名でしょう。由来は、第2楽章で、弱奏のテーマの後の突然ティンパニとトランペットを加えたフォルテシモの強打音が、聴いている人をビックリさせるからというシンプルなものです。当時の交響曲は、緩徐楽章ではこれらの楽器は沈黙するのが普通でした。

ハイドンが59歳の時の作品。上記のような余裕をみせながらも、それを完成された音楽というものにしてしまうのは後期ハイドンの自身と実力の現れ。本当に我々が驚くべきは、そういうハイドンの到達した境地なのかもしれません。

第1楽章は、雅な序奏から始まります。短調に傾いた後、ヴァイオリンがしなやかに下って主部に入ります。主部は8分の6拍子でメロディーよりもリズムが重視されています。音の跳躍もバネのように元気があってハイドンの創造性の若々しさがかいま見えます。
 第2楽章はアンダンテの「驚愕」楽章。なかなか芸が細かくて、何の変哲もないような分散和音のテーマを、まず弱奏(p)で演奏し、それを最弱奏(pp)で繰り返したその後で、全合奏のフォルテシモの打音が入ります。曲自体は先のテーマによるオーソドックスな大人しめの変奏曲なのですが、折々に強奏になるところがあってダイナミクス的にも聴くのに飽きさせない工夫がなされています。
 下に第2楽章冒頭部分の第1バイオリンの楽譜を示しました。最後のフォルティシモは全楽器での強打になります。

驚愕第2楽章

第3楽章はアレグロモルトの比較的急速なメヌエット。もはやベートーヴェンのスケルツォに近い活発な音楽です。和音を引き伸ばして停止する心憎い演出もうまく取り入れています。トリオはヴァイオリンのファゴットで奏されるちょっと鄙びたユーモラスな音楽になっています。
 第4楽章は快速なフィナーレです。明るくも端正な印象の第1テーマ。それが強弱の対比のある経過部で確保されていき、上から駆け下りる諧謔的な第2テーマが色を添えます。最後の終わり方も強弱がうまく使われており最後まで楽しく曲を終わります。


どんな曲か試聴したい方へ。第94番から第2楽章です。(Youtube)


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1.

ハイドン:交響曲第101番「時計」&第94番「驚愕」
2.

ハイドン:交響曲第94番「驚愕」、100番「軍隊」、101番「時計」

1.はアーノンクール指揮のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による演奏。テンポ感がいい。第101番「時計」とのカップリング。

2.はカラヤン指揮のベルリン・フィルによる豪華な組み合わせの演奏。現代的なカチッとしたハイドンが聴けます。第100番「軍隊」と第101番「時計」をカップリング。



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