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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
交響曲の簡単な解説と共におすすめCDをご紹介.

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交響曲第99番 変ホ長調

舞踏会

第99番です。番号的に中途半端なせいか、第100番「軍隊」や第96番「奇蹟」に埋もれてるあまり演奏機会がない感はありますが、同じ変ホ長調である第103番「太鼓連打」と似た方向性で、それに次ぐ完成度のある佳品です。

ハイドンが61歳の時の作品。第93番から最後の第104番までは、音楽興行師のヨハン・ペーター・ザロモンの依頼によってロンドンに招かれて作られたので、「ロンドン交響曲(ロンドン・セット)」あるいは「ザロモン交響曲(ザロモン・セット)」と呼ばれています。この第99番からクラリネットが木管楽器に加わってさらに響きが豊かになっていきます。

第1楽章は、下降音型を主にしたゆっくりとした序奏から始まります。これは短めながらも起伏に富んでおり、主部との対照が見事です。主部はヴィヴァーチェ・アッサイの快速で流れるような第1テーマ(下譜A)とバネが弾むような第2テーマ(下譜B)がもとになっており、第2テーマのモチーフとその反行型が展開部でみっちりと使い尽くされます。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
第99番第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
第99番第1楽章第2テーマ

第2楽章はアダージョの緩徐楽章。ト長調というちょっと主調から離れた面白い調性をとっています。こじんまりとしたソナタ形式。穏やかに始まって提示部は典雅に終わりますが、展開部では不安定な調性になって3連符リズムでの濁流となってホ短調の属和音がそれを堰き止め、再現部に入っていきます。
 第3楽章はメヌエット。このシンフォニーの聴きどころで、アレグレットという速度指定ですが、ベートーヴェンのスケルツォ的な運動性があるため速めに演奏されることが多いです。メヌエット主部は、下降音型による第一部(下譜C)と上昇音型による第二部が緊張のあるコントラストをみせています。中間部はハ長調になって一転歌謡調になります。

楽譜C(第3楽章テーマ)
第99番第3楽章テーマ

第4楽章はヴィヴァーチェのフィナーレ。モーツァルトの第39番のフィナーレを思い起こされるようなちょこまかとした第1テーマ(下譜D)と、ぴょこぴょこと跳ねまわるような第2テーマ(下譜E)でハイドンらしい颯爽とした音楽となって全曲をきっちりと閉じます。

楽譜D(第4楽章第1テーマ)
第99番第4楽章第1テーマ

楽譜E(第4楽章第2テーマ)
第99番第4楽章第2テーマ


どんな曲か試聴したい方へ。第99番から第3楽章です。(Youtube)


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1.

Symphony No 99-104
2.

ハイドン : 交響曲第99番&第100番「軍隊」 他 (Joseph Haydn : Complete Symphonies Vol.21 ~ No.99 | No.100 Military | Ouverture L'incontro improvviso / Heidelberger Sinfoniker , Thomas Fey) [輸入盤]

1.はトマス・ビーチャム指揮のロイヤルフィルハーモニア管による定評あるハイドン。第99番から第104番までを収録しており超お買い得と言っていい。

2.はトーマス・ファイ指揮ハイデルベルク交響楽団によるハイドン全集からの抜粋。若々しく華やかなハイドンを味わえる。



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