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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
交響曲の簡単な解説と共におすすめCDをご紹介.

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交響曲第101番 ニ長調 「時計」

時計

ハイドンの第101番「時計」です。ニックネームの「時計」は、第2楽章の変奏曲の主題の伴奏が時計の振り子の音のように規則正しく聴こえるから。これはよくぞ名付けたと言いたいほど秀逸な、万人が認めるであろうニックネームです。

ハイドンが62歳の時の作品。第2楽章が突出して有名ですが、他の楽章ももちろんこの時期らしい円熟した完成度のある交響曲です。

 第1楽章は、ニ短調のちょっとじれったく重い感じのある序奏に続いて、珍しく5小節単位のフレーズである上昇志向の第1テーマがキビキビと始まります。8分の6拍子という「狩り」の拍子に乗って、快活に経過部が続いた後、その心の高まりをちょっと抑制するようなちょっと下降気味の第2テーマが提示されますが、全体としてキビキビした感じは継続します。
 第2楽章は、アンダンテの歩くようなテンポの「時計」楽章。規則正しいリズムに乗って伸びやかなテーマ(下に簡略化した楽譜を示した)が演奏され、それを元にした変奏曲になっています。途中ちょっと偽終止した後で、主調から遠い変ホ長調で変奏を開始するなどの茶目っ気がある愛すべき曲です。

時計第2楽章テーマ

 第3楽章は、豪壮なメヌエット。まるで切り立った崖をズンズン登っていくような力強いテーマが華やかに展開されていきます。管楽器の呼びかけるようなフレーズが印象的です。中間部(トリオ)は、静かな弦楽器の「ターン・ター ターン・ター」というリズムの和声の上でフルートが高音で鳥の歌声のようなメロディーを奏で、それを全奏で受けます。ガッチリとした構造物のようなメヌエットに対して、戸外でのピクニックのようなトリオです。
 第4楽章は、二部ソナタ形式をとっています。これは提示部の前半の後で、展開部と再現部が融合したような後半が来る構成をとっており、ハイドンが主に中期に好んだ形式です。これから翔び立とうとする前向きな第1テーマと、たおやかに羽ばたくような第2テーマが縦横に展開されて、堂々たる終止を迎えます。


どんな曲か試聴したい方へ。第101番から第2楽章です。(Youtube)


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ハイドン:交響曲第94番「驚愕」,第100番「軍隊」,第101番「時計」
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ハイドン:交響曲第101番「時計」&第94番「驚愕」

1.はドラティ指揮フィルハーモニア・フンガリカによる演奏。室内楽のような繊細で小回りのきいたハイドン。第94番「驚愕」と第100番「軍隊」がカップリング。

2.はアーノンクール指揮のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による演奏。誠実で端正な印象でコンサバです。



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