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ハイドンの交響曲を聴こう

「交響曲の父」と呼ばれるハイドン.
ニックネームの多いハイドンの交響曲の足跡をたどります.
交響曲の簡単な解説と共におすすめCDをご紹介.

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他の分野も聴いてみよう 〜 弦楽四重奏第76番 ニ短調 「五度」

弦楽四重奏

弦楽四重奏から第76番「五度」のご紹介です。ハイドンは交響曲だけでなく弦楽四重奏曲を確立した人でもありました。「弦楽四重奏曲の父」でもあるのです。

第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロという編成。交響曲と同様な4楽章構成。室内楽ならではの繊細かつ均整のとれたバランスのある内容。モーツァルトもこの分野ではハイドンに及ばず、受け継いだのがベートーヴェンの「ラズモフスキー弦楽四重奏曲」であり、その後は作曲家の”必修科目”として作品中でも重要な位置を占めるものになりました。
 弦楽四重奏曲第77番「皇帝」第2楽章は、皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律を用いた変奏曲であり、現在ドイツの国歌として用いられています。

この「五度」は、エルデーディ伯爵に依頼された「エルデーディ四重奏曲」の6曲(75番〜80番)の一つ。その中でも短調で緊張感のある傑作です。

第1楽章は「五度」の名の通り、五度の間隔で下降する緊張のある第1テーマから開始されます(下譜A)。この五度音程は続く経過部(下譜B)、そして展開部などでも外声、内声に何回となく登場して統一感を出しています。第2テーマでちょっと華やかになりますが、緊張感はこの楽章全部に持続されます。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
五度第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章経過部)
五度第1楽章経過部

第2楽章は緩徐楽章。前の楽章を柔らかく癒すような心地良い曲です。
 第3楽章はメヌエット。緊張感復活。高音部と低音部の二声カノンで構成される優れたメヌエット部と和音を刻む上に軽やかな旋律が翔び立つトリオ部。
 第4楽章はヴィヴァーチェ・アッサイのフィナーレです。テーマが一段落した時のハーモニック的な音響が印象的。最後には長調に音楽は放たれ楽しく曲を閉じます。

この曲を書いたのはハイドンが64歳の頃。創作意欲はまだまだ衰えず。


どんな曲か試聴したい方へ。弦楽四重奏第76番「五度」から第1楽章です。(Youtube)


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1.
ハイドン:弦楽四重奏曲第76番「五度」、同第77番「皇帝」、同第78番「日の出」
ハイドン:弦楽四重奏曲第76番「五度」、同第77番「皇帝」、同第78番「日の出」
2.

ハイドン:弦楽四重奏曲第75番・第76番・第77番

1.はアルバン・ベルク四重奏団による演奏。第77番「皇帝」と第78番「日の出」とのカップリング。頂点に達した演奏です。

2.クイケン弦楽四重奏団による演奏。第75番、「皇帝」との揃い踏み。古楽器による演奏です。



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