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うしろすがたの
しぐれてゆくか
さて、どちらへ行かう
風が吹く
水に影ある
旅人である
まっすぐな道で
さみしい
あるけばかっこう
いそげばかっこう
あざみあざやかな
あさのあめあがり
炎天をいただいて
乞ひあるく
飲みたい水が
音たててゐた
ふたたびここに、
雑草供へて
何を求める
風の中ゆく
笠も
漏りだしたか
寒い雲が
いそぐ
安か安か寒か寒か
雪雪
生死の中の
雪ふりしきる
ちんぽこもおそそも湧いて
あふるる湯
ふるさとは遠くして
木の芽
分け入っても分け入っても
青い山
雨ふるふるさとは
はだしであるく
一羽来て
啼かない鳥である
こころすなほに
御飯がふいた
ほろほろ酔うて
木の葉ふる
鴉啼いて
わたしも一人
砂丘にうづくまり
けふも佐渡はみえない
雨だれの音も
年とった
春風の
鉢の子一つ
蜘蛛は網張る
私は私を肯定する
よい宿で
どちらも山で前は酒屋で
捨てきれない荷物のおもさ
まへうしろ
いつも一人で
赤とんぼ
酔へなくなったみじめさは
こほろぎがなく
うどん供へて、母よ、
わたくしもいただきまする
みんなかへる家はある
ゆふべのゆきき
ぼろ着て着ぶくれて
おめでたい顔で
涸れきった川を
渡る
笠にぽっとり
椿だった
ひとりひっそり
竹の子竹になる
だまって
今日のわらじ履く
てふてふひらひら
いらかをこえた
ひらひら蝶は
うたへない
悔いるこころの
曼珠沙華燃ゆる

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