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山頭火の俳句

山頭火後ろ姿

酒を愛した放浪の俳人
種田山頭火の俳句をご紹介

うしろすがたの
しぐれてゆくか
うしろすがたの

この俳句には「自嘲」と前置きがあります。これは山頭火の反省心のあらわれでしょうか。

冬の寒い日も托鉢は続きます。毎日修行を続ける身でありながら、ときどき脱線して俳句仲間らに迷惑をかけ続ける自分を情けなく思います。

しぐれの中で、その思いはいや強くなり、その自分の後ろ姿が、しぐれの中に少しづつ埋もれていきそうなのを、黙ってみつめているもう一人の自分がいます。

情景と心情が遠景の中で融け合う素晴らしい一句です。


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