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山頭火の俳句

山頭火後ろ姿

酒を愛した放浪の俳人
種田山頭火の俳句をご紹介

ほろほろ酔うて
木の葉ふる
>ほろほろ酔うて

今回は山頭火が好んで揮毫したといわれる句をご紹介いたします。

山頭火は、酒に酔っていく過程を次のように表現していました。
 「まず、ほろほろ、それからふらふら、そしてぐでぐで、ごろごろ、ぼろぼろ、どろどろ」というように。
 まさにお見事、といった表現ですが、山頭火の「ほろほろ」は、2、3合だったということですから、一体どのくらい飲んだことやら。

そしてその「ほろほろ」状態で秋の林の中を歩いていくと、落ち葉もほろほろと軽い音を立てて笠の上にふりかかってきます。
 風の中に揺れながら落ちてくる葉と、のたりのたりと歩いている自分が段々同一化されていきます。

そして風景の中に、山頭火も落ち葉も溶け込んでゆくのです。

行乞の中で貰い貯めた「浄財」をあらかた飲んでしまう呆れた御仁ではあるけれど、このような句に昇華させてしまうことで結局凡庸な我々は許してしまうのです。

さて、あなたの今宵のお酒は、「ほろほろ」ですか、「ふらふら」ですか。 それとも「ぼろぼろ」!?


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